慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

御尊講を受講しに本山へ

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 慈雲寺の属する浄土宗西山派西山浄土宗)の宗門のトップにおられるのが、御法主猊下です。猊下は、西山教学の研究者で、宗門の短大の学長も務められた方です。

 私が30年前、修行僧として本山に通っていたとき、西山派の歴史や思想を最初に手ほどきして下さったのが、当時教授だった猊下です。

 御法主に就任される少し前から、年に二回、猊下から直接教学の講義をして下さるようになりました。法主猊下が行う講義のことを特に「御尊講」といいます。

 昨日は、その御尊講を受講するため、京都へ行きました。講義は午後からだったので、自防を早めに出て、京都のどこか小さな博物館の展示でも見ようと計画していたのですが、いつものことで、出がけにバタバタしてしまい、そんな余裕はなくなってしまいました。

 博物館に行くほどの時間はなくても、早めに本山に着いたので、ゆっくり境内を歩くことができました。

 西山浄土宗の総本山光明寺は、ここ10年ほど紅葉の美しさで全国的に有名になりました。まだ、紅葉には早すぎる感じですが・・・・ひょっとしたら、今年は紅葉の進み方がいつもより早めなのでは?

 夏の暑さや台風、地震などで、木々もかなりストレスを感じたはず。早く葉を落として休養したいのではないでしょうか?

 11月10日から12月2日までは、特別入山料が必要になります。招待券が何枚かありますので、ご希望の方は慈雲寺までご遠慮なくお申し出ください。

◎今日の写真は、光明寺の本堂(御影堂)と釈迦堂を結ぶ回廊です。普段は一般の参拝者は入れませんが、特別入山の期間中はここを通ることができます。回廊から眺める紅葉も味わいがあります。

 この写真は一昨年の11月初頭に撮影したものです。