先日、田舎道を歩いていたら、畑のあぜ道に小さな看板が立っていました。そこには「盗んだ野菜は美味いか?」とだけ書かれてありました。
どうやら、畑から野菜を盗まれるのに業を煮やした農家の人が立てた看板だったようです。農家の方の怒りがじわじわ伝わってきますね。
本当に、盗んだ野菜を食べて美味しいと思えるのでしょうか?
実は一昨日、私も同じようなことを言いたくなりました。
境内にあるトイレの掃除をして、花を替えようとしてビックリ!花瓶が消えているではありませんか。鉄製の花瓶ですから、壊れて誰がが片づけて下さったとは考えにくい。古いものですが、なかなか姿が良く、一輪挿しにぴったりの花瓶でしたから、つい持って帰りたくなった人がいるようですね。
う~~ん・・・思わず私も「盗んだ花瓶に生けた花は美しいですか?」という看板を立てたくなりました。
野菜なら、お腹がすいて、つい・・・という気の毒な場合もあるかもしれませんが、古い花瓶はどうでしょう?
ひょっとしたら、私に見る目がないだけで、相当の名品だったのかも?それとも鉄屑を集めて売ろうとしてた?
謎がいっぱいです。
◎今日の写真は、大阪市の中ノ島図書館のステンドグラスです。この図書館は、明治時代の洋館の代表作の一つ。大阪大空襲を生き延びてくれたことを喜ばずにはいられません。