今日は12月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」の日でした。「戒名」をテーマに取り上げたのですが、40名を超える方々がおいで下さり、十分な暖房のない本堂が少し暖かくなったほどでした。
さて、来年の最初の講座は1月20日(日曜)の10時から行います。テーマは「ぼちぼち、墓地について考えてみませんか?」です。
正月早々墓地の話??・・・と思われるかたも多いかもしれませんが、新しい年だからこそ、あえて「終の棲家」について考えてみるのも良いのではないかと思います。
もちろん、慈雲寺が属する浄土宗西山派(西山浄土宗)の教えでは、私たちは極楽に迎え取っていただけるのですから、お墓は「終の棲家」ではないのですが・・・・
墓地というのは、文明が存在することの一つの証です。遺跡を調査するときも、そこに明確な墳墓が築かれていることで、その文明の発展の度合いを測ることができるほどです。
墳墓を持たない、大切にしない世界は、けして穏やかで豊かなものとは言えないでしょう。
しかし、「家の墓を守る・受け継ぐ」という文化が大きく変化しているのも現実です。お墓の未来についてご一緒に学んでみましょう。
◎今日の写真は滋賀県でみた菊の盆栽です。