慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

新年最初の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、墓地についてご一緒に考えてみましょう。

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 今日は12月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」の日でした。「戒名」をテーマに取り上げたのですが、40名を超える方々がおいで下さり、十分な暖房のない本堂が少し暖かくなったほどでした。

 さて、来年の最初の講座は1月20日(日曜)の10時から行います。テーマは「ぼちぼち、墓地について考えてみませんか?」です。

 正月早々墓地の話??・・・と思われるかたも多いかもしれませんが、新しい年だからこそ、あえて「終の棲家」について考えてみるのも良いのではないかと思います。

 もちろん、慈雲寺が属する浄土宗西山派西山浄土宗)の教えでは、私たちは極楽に迎え取っていただけるのですから、お墓は「終の棲家」ではないのですが・・・・

 墓地というのは、文明が存在することの一つの証です。遺跡を調査するときも、そこに明確な墳墓が築かれていることで、その文明の発展の度合いを測ることができるほどです。

 墳墓を持たない、大切にしない世界は、けして穏やかで豊かなものとは言えないでしょう。

 しかし、「家の墓を守る・受け継ぐ」という文化が大きく変化しているのも現実です。お墓の未来についてご一緒に学んでみましょう。

◎今日の写真は滋賀県でみた菊の盆栽です。