慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

好きな家事・・・障子の補修

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 「家事で好きなことを挙げる」という質問がネットに出ていたのを偶然目にしました。家事は「やるべきこと」であって好きとか嫌いとかいう問題ではないと思うのですが・・・でも改めて考えてみると、私は食器洗いは大好きだけど(洗っている間、無念無想という感じ)、洗った食器を食器棚に戻すのは「仕方がなくやる」レベル・・・といったように、いろいろ差があるのに気が付きました。

 で、何が好きかなぁ・・・と思いながら庫裏の廊下を歩いていて気が付きました!私、障子の補修、大好きです。上の写真はネットの無料画像からお借りしたものですが、慈雲寺の障子もこんな感じにずらりと並んでいます。

 大分長い間張替えをしていないので、紙が弱っているからか、それとも私の動作が乱暴なせいか、気が付くと障子に破れめが!でも、私は予備の障子紙を切って張るのはお手の物、いろいろ工夫していました。

 その上、100円ショップにはステッカー式の障子補修材も売っている。桜の花びら型の補修材をペタペタ・・・デザインしながら補修していきます。楽しい。

 年末年始のバタバタで、今日の補修は3ヶ所。花吹雪みたいになっています。

 どうして障子の補修が好きなのか考えてみたのですが・・・ま、満足のいく結果がすぐに簡単に出るからかな?

 それともう一つ・・・父は長い間、新潟に単身赴任していました。秋の紅葉が始まると父からの手紙には、父らしく丁寧に押し花にしたヤマモミジなどの葉が添えられていました。母はそれを嬉しそうに障子に張っていたのです。

 母の嬉しそうな顔と障子の紅葉デコレーションが一つになって、私の思い出になっているのですね。

 ま、あんまり補修ヶ所が多くなったら、全面張替えも考えなくてはいけませんね。今は、ステッカー方式で張替えができる障子紙もあるらしいです。