慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

五月の慈雲寺の行事

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 新元号と新しい月の“五月晴れ”で迎えたいところですが、今朝の桶狭間はどんよりした曇り空です。自然のことは人間の都合の良いようにはいきませんね。

 さて、今月の慈雲寺での行事のおしらせです。

1)5月12日10時より 「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」

 今月のテーマは「ジャータカ物語って何?」です。

 12日は旧暦の4月8日、灌仏会の日です。灌仏会とはお釈迦様の誕生を祝う日で、花まつりとして知られています。花まつりという言葉が一般化したのは、実は明治時代のことで、新暦太陽暦)の4月8日が桜の花の季節と重なるからのようです。

 慈雲寺では、今年から元旦を除いては全ての行事をより季節に合った旧暦で行おうと試みています。そうすると、桜とは無縁になってしまうし・・・・う~ん

 それはさておき、お釈迦様も何度も輪廻を繰り返して、ついにゴータマ・シッダールタとして生まれ、悟りをひらかれたと仏教では考えます。ジャータカ物語は、そのお釈迦様の前世についての物語です。

 お釈迦様が前世でもたくさんの徳を積み重ねた結果、ゴータマ・シッダールタとして生まれたと考えるのです。ジャータカ物語には、仏教的な「善き生き方」の例がたくさん集められています。読み物としても楽しいもの、少し哀しいもの、勇気をもらえるものなど、さまざまです。

 ぜひご一緒にジャータカ物語を読んで、お釈迦様の誕生をご一緒に喜びましょう。

 「講座」という名前はついていますが、どなたでもお気軽にご参加いただけます。

2)5月19日 夜7時半より 「満月写経・写仏の会」

 慈雲寺では、いつでも自由に写経をしていただけるように本堂に用意がしてあります。本堂が開いているときは、いつでもご自由に写経なさって下さい。初めての方は、庫裏にお声がけして下されば、ご説明させていただきます。

 また、毎月満月の夜はお月見を兼ねて、写経・写仏の会をしています。皆んなで『般若心経』を読誦した後、毎月少しずつ心経の内容について学んでいます。

 読経は7時半からですが、その前にいらしても、後からおいでになっても大丈夫です。9時頃まで本堂を開けておきますので・・・

 写経は字の上手下手は問題ではありません。穏やかな心で自分に向き合うきっかけと考えて下さい。

 必要な用具は全て用意してありますが、筆ペンを使いますので、毛筆で行いたい方はご自分の道具をお持ち下さい。

 

◎慈雲寺は浄土宗西山派西山浄土宗)に属する寺院ですが、宗派にかかわらない皆さんのお寺です。

 仏事だけでなく、さまざまなご相談に応じますので、お気軽にお声がけください。

電話:052-621-4045

◎今日の写真は仁和寺で見た新緑です。