慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

法然房源空上人(法然上人)のお手紙

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 今日は朝からぐいぐい気温が上がり、しかも湿度も上昇。お月参りから戻って、植木に水をやり、メダカに餌をやったら、もう一日のエネルギーは消滅。

 法然源空上人(法然上人)のお手紙を集めた薄い本をパラパラと読みながらぐったりしていました。

 800年後に、こんな怠け者の弟子ができるとは法然上人も思ってもみなかったことでしょうが・・・

「罪は十悪五逆の者も 生きると信じて少罪をも犯さじと思うべし」

 法然上人の短いお手紙をあつめた『一紙小消息』の中の一説です。阿弥陀様は重い罪をおかした者も、その身そのままで極楽へ救い取って下さっています。阿弥陀仏のお慈悲、思いをしった今こそ、どんな小さな罪も犯すまいと決心しなければならないと、法然上人は私たちに呼びかけて下さっているのです。

 私のような怠け者も見捨てないのが阿弥陀様です。だからこそ、怠けて良いのではなく、少しずつでも努力しなくてはいけない・・・・う~~ん、でもエアコンが壊れていて、次の新聞社からの給料が届くまで、ちょっと買えそうもない(あ、僧侶がお金の愚痴など言ってはいけませんでした。)

 陽も落ちて、少し涼しくなったので、本堂の花替えをしましょうか。

法然上人の御遺灰は浄土宗西山派西山浄土宗)の総本山光明寺の御本廟に祀られています。嵯峨の二尊院や東山の知恩院にも分骨された御廟があります。圓光大師というのは、法然上人の大師号です。今日の写真は、光明寺の御本廟の初夏の様子です。