慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

怠け者尼入道大車輪!

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 蒸し暑いですね。まずは北極海に浮かぶ氷山でいっぷくして下さい。

 

 慈雲寺では毎月一回、「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」というのを行っています。冷暖房設備のない本堂に集まっていただくのは申し訳ないのですが、おかげ様で夏も冬も休みなく続けることができています。

 昨日はその講座の日でした。30名を超える方々が来て下さったので、本堂を開け放っても暑かった!申し訳ありませんでした。

 昨日は、おそらく我宗門史上最も怠け者の「尼入道」(尼僧のこと。蔑称的なニュアンス有り?)の私(あ、こんなこと偉そうに書いてどうする?!)としては、大車輪の一日でした。

 朝は、植木やメダカなど、私に掛かっている命のお世話。講座の原稿の見直し、汗だくでお話・・・午後は墓開きと納骨の法要・・・夜は新聞の取材でご近所で神楽のお稽古をしている子供たちに会いにいきました。

 毎日、激務で働いている方や、仕事と育児、家事を両立させている方からみたら、「昼寝中か?」という程度のことでしたが、私はすっかりくたびれはて、食欲も失うほどでした。

 「篤い信仰心」はもちろん、「字が上手」とか、「声が通る」、「ほかの人の思いに共感できる能力」、「優しさ」などなど、僧侶の資質は一様ではありませんが、「勤勉」は大事なことの一つです。でも私は「声が通る」以外は、ほとんど失格・・・

 それでも、阿弥陀様のお慈悲にすがって今日も生かしていただいています。

 「慈雲寺のポンコツ尼さんでも、阿弥陀様は見捨てないらしいから、私も大丈夫だよね・・・」と思って下さる方が一人でもいれば、お仏飯をいただいて暮らしている申し訳がたつ・・・かなぁ?

 今日はヘロヘロにくたびれているので、衣のほころびを修理しながら、おとなしく過ごすことにします。

 ◎8月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は8月25日(日曜)の10時からです。ご要望が多いので、戒名や法名についてまたお話させていただきます。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加下さいませ。