慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

季節の変化が信じられない?! 11月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は「信」をテーマにします。

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 今、外は土砂降りです。大きな土管を利用した池(?)の水があふれてメダカが流出しないかちょっと心配・・・

 私が住んでいたカナダの街は、一年中温暖で夏も30度を超える日はめったにないですし、冬もそれほど寒くない。家の中はセントラルヒーティングですから、一年中同じような服装で過ごすことができました。真冬に外へ出るときに、厚手のコートがあれば十分でした。

 つい先日まで、地獄もかくや・・・と思うような蒸し暑さだったのに、あれよと思うまに秋が深まってきました。今、あわてて冬物の入った箱を開けてコットンセーターを出したところです。日本に戻って5年近くたつのに、まだ季節の変化が信じられません。

 ということで、思いついたわけではないのですが、11月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、仏教において「信じる」とはどういうことなのかということをテーマにお話ししたいと思います。

 私が属する浄土宗西山派西山浄土宗)の流祖證空は、徹底した他力の救いを説いた人で、「信」の問題にも非常にこだわりました。

 證空は「疑うのは凡夫の本性だ」と言い切り、信ずることを往生の条件にしたら、誰も救われないと考えていました。私が證空の教えに惹かれたきっかけの一つがこの信の問題でした。

 自分にとっても大事なテーマなので、一か月じっくり勉強しなおしたいと思っています。

 11月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は11月24日(日)10時より行います。

 講座という名前にはなっていますが、どなたでもお気軽にご参加いただける内容です。

◎今日の写真はエクアドルの小さな博物館で見た土偶(?)です。何かに祈っているような姿ですね。