慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

こんな時は、活字に戻ってじっくり考える........「不要不急」を考える part3

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 「不要不急の外出を避ける」ことが、新型コロナウイルスへの対応として個人としてできることの数少ないものの一つ。

 仕方がないので、お寺にこもって読書の日々です。いつもより時間をかけて新聞を読んでいます。今回の新型ウイルスが世界に及ぼしている、そしてこれから及ぼすであろう影響をじっくり考えるには、ネットやテレビより、やはり活字の情報ではないでしょうか?

 ネットは検証がしにくいので、情報が玉石混交過ぎる。テレビは耳を通り過ぎるだけで、録画して何度も見るならともかく、じっくり考える資料としてはかえって使いにくい。そうなると、新聞や雑誌の活字媒体の良さを見直しているところです。

 特に新聞は、そこそこ情報が新鮮。特集記事で深く掘り下げているものを見ることもできる。まともな新聞社なら、校閲がしっかりしている可能性が高いなどなど・・・今のような流動的な状況だからこそ、ネットやテレビの刺激的な情報に踊らされないように、活字でしっかり確認し、考えながら情報を整理して、自分の行動に反映させていくことが大事だと思えます。

 

 さて、今月はこのブログのテーマも、「いまさら聞けない、仏教の基本的な疑問」にしぼって書いていこうと思っています。私も、もう一度基本に戻って、仏教学の授業を受けていたときの教科書や資料を読み返していくことにします。

 

 みなさま、どうぞストレスを避け、しっかり睡眠をとってご自愛ください。

◎今日の写真は、下呂温泉で見たレトロなタイルの床です。