慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

今年の御正当は5月2日(旧暦3月21日)です。御身ぬぐいとお砂ふみをいたします。

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ネットからお借りした、若き日の弘法大師のお姿です。

 今日21日は弘法大師の御縁日です。弘法大師は3月21日(旧暦)に入定されました。入定とは、深い深い禅定(瞑想)の状態に入られたということです。弘法大師は、今も生きておられて高野山奥の院で瞑想しておいでなのです。そこで、毎月の21日を御縁日として、この日にお参りをすると特に功徳があるとされています。

 

 慈雲寺は今は名古屋市の中に含まれていますが、もともとこの辺りは弘法大師への信仰が深い知多半島の文化圏です。慈雲寺にも弘法大師の御像がお祀りされています。慈雲寺の弘法さまのお姿は、とても珍しい若々しいお姿。お肌もつるつるで、ガラス製のリアルなお目が象嵌されているので、瞳もキラキラ。美肌にご利益のある「美肌弘法さん」です。肌のお悩みや健康で美しい肌を求める方々は特にお勧めです。

 弘法さまのお姿は、慈雲寺のホームページ( jiunji.weebly.com )をご覧ください。

 

 さて、慈雲寺では、毎年旧暦の3月21日には、弘法大師の御像の御身ぬぐいを行います。体の中で心配なところをやさしくなぜて、ご縁を深めてください。

今年は5月2日が旧暦の3月21日に当たります。10時から、短い法要を行いますが、一日中いつでも(11時から12時の間は法事があるので、ご遠慮下さい)御身ぬぐいをしていただけます。

 四国八十八箇所の巡礼地から集めたお砂踏みも体験していただけます。一日で、四国巡礼をミニ体験してください。

 

 ところで、今日の写真ですが、弘法大師が手足、口まで使って、それぞれ違う字を書いたというお話に基づいた絵のようです。字がとてもお上手だったという弘法大師らしいエピソードですが、こんな下品(?)なことなさったのかなぁ・・・