慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

12月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、12月15日(日)10時より行います。テーマは、「『一枚起請文』に学ぶ法然上人の教え」です。どなたでも歓迎いたします。」お気軽にご参加ください。

2014-01-01から1年間の記事一覧

年明けは阿弥陀経を和語で朗読

新聞を開いたら、名古屋周辺の神社やお寺の初詣の広告がたくさん出ていました。それぞれ工夫を凝らして「呼び込み」をしています。厄除け、学業成就、金運などなど・・・あんまりたくさんの参詣がなく、静かにお参りできるお寺があっても良いかなぁと思って…

大掃除に功徳あり!

今年ももうあと一日になりましたね。大掃除は済みましたか?慈雲寺はお寺部分は完了・・・あ、「完」じゃないな。「とりあえず終了」。私の住居部分は・・・絶望的ですが・・・ 今朝は、たくさんの方々がお墓詣りにいらっしゃいました。このあたりの風習では…

喪中の方もお寺は初詣OKです!

『百四拾五箇条問答』という書物は、日本でお念仏の教えを初めて確立された法然坊源空上人(法然上人)が、一般の信者さんたちからの質問に丁寧に答えているという非常に珍しいものです。当時の人々がどんなことを考えていたか、また法然上人がどのような方…

今年最後のヨガ教室

お地蔵様みたいな自分の体形を長い間「痩せていじわるそうな尼さんより、ふっくらニコニコの尼さんの方が良いでしょ!」と強弁してごまかしていたのですが、やはり太っていると正座がきつい。で、11月からご近所のスポーツクラブに通い始めました。でも、…

寒いけど、笑顔でお帰りになりました。

今朝は「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」の第二回を行いました。寒いし、年末のお忙しい時期だし、何人来てくださるかなぁ・・・と思っていたのですが、20人近くの方々においでいただきました。ご近所の方だけでなく、不便な場所なのに遠くからおいでいただ…

本日(12月27日)は「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」を催します。

本日27日(土曜)10時より、「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」を催します。テーマは「怒り」。仏教が「怒り」をどうとらえているか、どうすれば平安に満ちた心で暮らせるかをご一緒に考えてみましょう。 年の瀬はなかなか気ぜわしく、イライラすることも多…

尼僧に歳を聞くのはNGじゃありませぬ!?

クリスマスですね。でも、なんだか昔ほど騒がない感じ。お寺の近くの有松駅周辺は江戸時代の旧東海道の町並みが残っているのが観光の目玉。電柱も取り払ってしまったほど。なので、クリスマスの飾りも無しです。 私はイブもクリスマスも関係なく、いつも通り…

押すな押すなの神社もいいけど、静かなお寺で新年を迎えるのはいかが?

日めくりカレンダーはめっきり薄くなってしまって、本当に今年もあとわずかなんだけど、私はあんまり「年の瀬」って気分でもない。大掃除をしてきれいにしないと歳神様が来ないというのでもなさそうだし・・・・ 今度の土曜日(27日)に「尼僧と学ぶやさし…

節税ご利益の金のおリンが大人気?!

さきほどぼんやりテレビを見ていたら、来年一月からの相続税法改正に備えて、今、金製のおリンがバカ売れしているというニュースをやっていました。金の置物や金貨などを扱う店で売れるものの、なんと七割がおリン。なんとまあ、信心深い人が多いんだろと思…

開運グッズの大安売り!??

今朝起きたら、なんだか「今日はラーメン食べたいな」という気分。お地蔵さん体型の私ですが、ラーメンを食べたくなることはめったにありません。なぜ今朝にかぎって??? で、昼はご近所の中華料理屋さんで「デラックスラーメン」を食べることに決めました…

「身施」のおかげで落ち葉がきれいに!(布施について 第3回)

数日お寺を離れて昨夜遅く帰山しました。今朝、門を開けたら門前や墓地の入口に松葉や楓の葉がいっぱい!「待ってたよ~!」と大歓迎してくれている感じ(??)さっそく落ち葉掃きを始めました。今日は少し暖かだから、少し掃いただけで体がポカポカしてき…

ホームレスの方々への葬送支援

厳しい寒さが続いています。お寺は隙間風吹き放題なので・・・・でも、寒いのは対処の仕方がいくらでもあるので、私はどうしようもない蒸し暑さより寒い方がましだと思います。 でも、住む場所を失ったいわゆる「ホームレス」と呼ばれる方々は、寒さに対する…

“怒り”とコミニュケーション能力

名古屋市内は雪です。松の枝に積もる雪が美しい。 今月の27日(10時より)に「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」を催すので、このところ“怒り”をテーマにした本をあれこれ読んでいます。心理カウンセラーの書いた本の内容が仏教の教えとたくさん共通点があって驚…

「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」第二回は“怒り”についてです。

年の瀬も迫ってくると、何かと気ぜわしく、ちょっとイライラしてしまうことも多いですよね。仏教では「怒り」は毒蛇の毒よりも自らを傷つける猛毒と戒めています。 12月27日(土曜日)の10時から当山、慈雲寺(名古屋市緑区桶狭間上ノ山725)の本堂で第二…

選挙から一夜明けて・・・・ちょっとお寝坊

昨日は選挙結果が出るのを最後まで見ていたので、すっかり寝坊をしてしまいました。名古屋周辺の「政治風土」に全く知識のなかった私にとっては、各選挙区の結果のすべてが興味深いものでした。 アベノミクスの恩恵を最も受けているはずのトヨタ王国で民主が…

キツネのお参り?!と選挙

で 今朝の気温は1度。でも水瓶には氷が張ってました。 先日、小さな賽銭箱を本堂の階段下に置きました。大きな賽銭箱は本堂の中にあるので、階段を上らないととどかないし、本堂の扉を閉めているときはお浄財を献じてくださる志があってもどうしようもない…

坊主頭で温泉はちょっと大変

このごろは尼僧でも頭を剃らず、有髪の人が増えています。私は自分の髪の毛があるかどうかには全くこだわりがありません。僧衣を着るには坊主頭の方がトータルですっきりするし、僧侶であることが一目瞭然だから便利・・・ぐらな気持ち。自分の姿かたちへの…

師僧の命日で和歌山へ

11日は私の師、橋本随暢上人の命日でした。橋本師は、西山浄土宗の唯一の海外寺院である東漸寺の願主です。私はこの寺ができたとき、地元の新聞の記者として橋本師をインタビューしたのです。そのときに、「あなた尼さんにならないか」と勧められたのが、私…

棓(バイ)が折れたぁ!

慈雲寺には立派な木魚があります。小さな本堂にはちょっと似合わないほどの大きさ。叩くとポクポク・・・という言葉では表現できない深い響きの音がします。朝の勤行のときに、これをけっこう力を入れて叩くのが心地良い。木魚を叩くもの棓(バイ)といいま…

落ち葉掃きで心もポカポカ

今日は一日中冷たくて強い風が吹いていました。またたくさんの松葉が散ったことでしょう。 カナダでは、ごく一般的な住宅でも庭に大きな杉の木などが生えている家がたくさんあります。空に向かって真っすぐ伸びている常緑樹の「マイ・ツリー」を持っている人…

祖父江の銀杏と尼僧さまのお説教

ぎんなんの名産地として知られる祖父江に行ってきました。銀杏の黄葉はピークを過ぎてはいましたが、残った葉も日の光に鮮やかに輝いていました。でも、今日は銀杏の落ち葉見物ではなく、祖父江のお寺でとても有名な尼僧様がお説教をなさるというので、聴聞…

お賽銭はうれしい!

毎日、朝の勤行のために本堂の正面の扉を大きく開けます。今朝もキリリと冷たい空気が流れ込んできましたが、私はこの一瞬が大好き。それからお浄財を入れていただく賽銭箱の引き出しを開けます。ここにお賽銭が入っている日はとても嬉しいです。あ、お金が…

金キラキキーンの仏様

外はフンワリした雪が降っています。桶狭間で暮らし始めてから始めての雪です。地面に触れた途端にとけてしまう淡雪のあわれさがいいですね。 今朝、新聞をひろげたら、いきなりキラキラした金色の仏様の姿が目に入りました。一面を全部使った広告です。先日…

今日は屋根の応急修繕

今日は良い天気。しっかり寒い。でも、朝の勤行のさなかに朝日が本堂の中に差し込んできて、とてもきれい。 瓦職人の方に来ていただいて、屋根の応急補修をしていただきました。本堂は120年ほど前の建物ですが、どうやら瓦はオリジナルのまま。かなりしっか…

永代供養で安心?!

新聞をゆっくり読むのは私の日々の楽しみの一つ。広告のチラシもしっかり読みます。今日は、ご近所のお寺の永代供養納骨堂の広告が入っていました。きらびやかなフルカラーの両面チラシ。デザインは洗練されているとは言えないまでも、かなりコストがかかっ…

大きな声で読経するとポカポカ!

今朝の冷え込みはピリリとするほどですね。朝の勤行のときはモコモコに着こんで本堂に向かうのですが、大きな声でお経を読んでいると、お腹のあたりから不思議にポカポカしてきます。大きな声を出すのは全身運動なのでしょうか?腹筋もけっこう使っている感…

外は強い風が吹いています。

今、外は強い風が吹いています。紅葉した葉の多くが枝を離れ、深い闇の中で舞っていることでしょう。慈雲寺のある桶狭間の周辺には、あちこちに池があります。農業用のため池として作られたものが多いのではと思いますが、江戸時代の地図にも現在の形とほと…

終えようとする命によりそう

昨夜、NHKの教育テレビで「臨床宗教師」をテーマにした番組を見ました。僧侶は葬儀やその後の法要など、亡くなった方の供養や残された人々の心によりそうために役立てるように心がけています。しかし、本当に仏の教えが必要なのは生きているうち、とりわ…

大根持ってAさんが来てくれました。

名古屋市内といっても、慈雲寺のある桶狭間は大きな団地や新興住宅街の間に、のどかな農村地帯の雰囲気が残っています。昔からの地域のつながりがっている所に、長いカナダ暮らしから突然移ってきたのですから、どのように地元の皆様に受け入いれていただけ…

「雑草」とハイビスカスの違いは?

久しぶりに風邪をひいてしまい、昨日は一日グンナリしていました。数日前にちょっと気持ちが落ち込んでいたので、抵抗力も落ちたのかも? でも、今朝もハイビスカスが元気に花を開いていました。この鉢はある方からお中元としていただいたものです。旅行ライ…