慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

安易な道を選んだら山道を10キロあるくことに!

昨日、一昨日と吉野へ行ってきました。金峯山寺の蔵王権現さまの特別御開帳を拝みにでかけたのです。予想をはるかに超える迫力。まさに「憤怒」という言葉がそのまま巨大化したようなお姿です。お釈迦様がこんなお姿に変化して私たちの苦しみを蹴散らしてく…

慈雲寺で「仏舎利」が発見されました!!

先日、弘法大師様の御正当だったので、お大師様の御像のお身拭いをさせていただきました。お像を壇からおろし、お参りの方々と御一緒に御像を磨いたのです。すると!とても不思議なことが起きました。 お大師様をお祀りしていた壇の後ろから高さ5センチほど…

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は23日10時より。テーマは「仏教の教える‟生きがい”について考える」です。

今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、仏教が人の‟生きがい”や生きる目的というものをどう教えているのかを改めて学んでみましょう。 私たちは、長い間、輪廻を繰り返し、今、ようやく人間に生まれました。この稀有の機会をどう生かしていくのか、また、…

如実知自心 -弘法大師のお言葉ー

今日は弘法大師の御正当日(旧暦の3月21日)でした。昨年から、御正当日には慈雲寺にお祀りしてあるお大師さまの御像を床に降ろし、参拝の方々にお身拭いをしていただいています。 今日も10名ほどの方がお参りに来てくださり、さまざまな思いを込めてお身拭…

4月17日に弘法大師さまのお身拭いをいたします。

旧暦の3月21日は弘法大師さまの御正当です。太陽暦でいうと、今年は4月の17日にあたります。慈雲寺には、不思議なご縁でお大師様のお像が祀られています。 慈雲寺は今は名古屋市の南端に位置していますが、もともとは知多郡。知多半島のいわば付け根にあるの…

一日に六度の読経が本来の僧侶の暮らし

一年前の4月14日の夜、9時26分、熊本大震災の最初の大規模な地震が起きました。昨夜、この震災で犠牲になった方々のために、9時を過ぎてから読経を始めました。一人で夜が更けてから読経するのは久しぶりでしたが、犠牲者の方々や残された家族の方々の哀しみ…

熊本大地震の犠牲者を悼んで、今夜(14日21時15分より)、慰霊法要をいたします。

熊本を中心とした大規模な地震が発生してから一年がたちました。建物の倒壊から、地震に起因する豪雨災害まで、250人を超える方々が命を失い、今も4万7000人以上の方々が避難生活を余儀なくされていると今朝の新聞は伝えています。 あの美しい熊本城は、今も…

4月17日に弘法大師さまのお身拭いをいたします。

旧暦の3月21日は弘法大師様の御正当日です。普通に言えば祥月命日ということなのですが、弘法大師はお亡くなりになったのではなく、今も高野山の奥の院で、深い禅定(瞑想)に入られたまま生きておられると信じられていますので、「命日」というのは正しい表…

4月の満月は11日です。写経の会を催します。どなたでもお気軽にご参加ください。

4月の満月は11日の火曜日です。 天気予報では曇りのようで少し心配ですが、写経の会は予定通り行います。 必要な用具は全て揃えてありますで、お気軽にご参加ください。 19時半より、『般若心経』をみんなで読誦します。その後、お経の内容について少しずつ…

大人だけで祝う花まつりもなかなか良いものでした。

今日はお釈迦様がお生まれになった日、誕生会(たんじょうえ)の日です。ようやく、小さな赤ちゃんの釈迦像が見つかったので、慈雲寺でも花まつりの行事を再開することにしました。 今、慈雲寺にホームスティしているカナダ人の友人がお御堂の花飾りを作って…

4月8日は花まつりです。お子様向けのお菓子を用意しました。

4月8日はお釈迦様のお誕生を祝う花まつりです。 慈雲寺でも小さな赤ちゃんのお釈迦様がおられますので、花のお堂を用意します。 甘茶をかけて、お子様方の健康と幸せをお祈りしましょう。 8日は10時から短い法要をいたしますが、甘茶掛けは一日中、いつでも…

阿弥陀経を現代語訳で読誦してみる

「お坊さんがお経を読むのを聴いていても眠くなるだけ」と笑いながらおっしゃる方がいました。確かに、中国語の経典を漢音や呉音の発音で読むのですから、なかなか意味をとるのは難しいでしょう。 しかし、ほとんどのお経は、とても興味深いストーリーが語ら…

喪服は亡くなった方への敬意の表現

私はカナダの西海岸の町で40年近く過ごしました。カナダは移民の国。世界各地からさまざまな慣習が持ち込まれています。ですから、一概に「カナダでは」という言い方をするのは、一般化しすぎてしまう危険があります。でも、今日はちょっと「カナダでは」の…