慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

編集者に恵まれるかどうかが、ライターの運命を決める?!

昨年から、毎月「旅行読売」という月刊誌に連載記事を書かせていただいています。御利益のあることで知られる関西の社寺を取材して、短い記事に仕立てます。取材先を決めるのは編集者と相談ですが、私から提案できるので、毎月、どこへ行くか考えるだけで楽…

9月の「満月写経の会」は9月6日に行います。

慈雲寺では、毎月一回、満月の夜に写経の会を行っています。月光はしばしば阿弥陀様のお慈悲を表現する比喩として用いられます。お月さまの柔らかなで優しい光を浴びながら、ゆったりとした心持になるように気持ちを整えるのが、慈雲寺の写経の目的です。 で…

遺骨は「やっかいなもの」なんですか?Part1

前回のブログにも書いたように、先日、東京ビックサイトで行われた「エンディング産業展」に見学に行ってきました。 墓石からペットの骨壺、宇宙空間への散骨まで、さまざまな業者やサービスのブースをが出店していました。いろいろと考えさせられることが多…

僧侶は「エンディング産業」の一部?!

私は、「見本市」に類する展示会が大好きです。旅行ライターの仕事を始めてから、「観光博」のような催しに何回も参加しました。旅行業界の業界紙の記者をしていたころは、北米での展示会だけでなく、中国やドイツにも取材に行かせてもらいました。 こうした…

念佛行者徳本の足跡をたどる展覧会へ

先日、江戸時代後期に活躍した念仏者、徳本上人の歴史や教えをたどる展覧会を西宮市の郷土資料館まで見学に行きました。 徳本上人は18世紀の終わりから19世紀の初頭にかけて、和歌山から近畿、江戸まで、各地で熱狂的な信者を多数集めた念仏行者です。 上の…

9月の尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は9月24日(日曜)に行います。テーマは「彼岸へ至る道の歩み方」です。

今日は8月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」を行いました。暑さがまだまだ厳しいなか、30名を超える方々にいらしていただきました。こうして、毎月、皆さんと一緒に仏教を身近に感じていただく話題を取り上げて学んでいきたいと思います。 来月は9月24日の日…

8月20日10時より、「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」を行います。お数珠について改めて学んでみましょう。おお数珠繰りも体験できます!

先日、本堂の裏手の棚を掃除していたら、大数珠繰りにつかう大きな数珠が出てきました。大数珠繰りというのは、上の絵にあるように、大きな数珠を囲んで、皆でお経やお念仏を称えながら、数珠繰りをするものです。 今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は8…

二万七千年前の日本人も墳墓を造っていた!

お盆の間中、なかなかゆっくり新聞が読めなかったのですが、今日は一日中たまっていた新聞三昧でした。 いろいろと興味深い記事があったのですが、その一つが石垣島で見つかった、日本最古とみられる二万七千年前の人骨です。しかも、その人骨は明らかに「葬…

お盆の送り火の後で・・・

お地蔵様の花の水を替えようと墓地へ行きました。ここ数日、雨や曇りの日が続いたせいか、お盆のお墓参りで供えられたお花の多くはまだ綺麗でした。家族を思う気持ちの込められた花が一日でも長く枯れないでいてくれればと思いました。 慈雲寺には小さな墓地…

8月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は8月20日(日曜)です。テーマは「お数珠って何でしょう?」

慈雲寺では、毎月「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」を行っています。慈雲寺は浄土宗の西山派(西山浄土宗)に属していますが、講座の内容は仏教全体に共通する「仏教の考え方、ものの見方」を基本にして行います。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参…

木魚の音はバイ(バチ)しだい

月参りやお盆の棚経などで、各家のお仏壇の前でお経をあげさせていただきます。 その際は、そこのお宅で使っていらっしゃる仏具、おリンと木魚を使わせていただきます。各家で、おリンも木魚も音色が全く違います。その違いを味わうのも、お参りに行かせてい…

阿弥陀様はいつでも貴方を思っています。

今日のインターネットニュースで、日本で最も豪華な特別列車「四季島号」の事故を読みました。亡くなった方は、線路に横たわっていたと報じられていますから、これは事故ではなく、自殺の可能性が高いように思います。 カナダに住んでいたとき、サンクスギビ…

今年のお盆も門前に蓮の蕾を

今日から慈雲寺ではお盆のお参りが始まりました。慈雲寺は、もともとは檀家の無いお寺です。お墓を置いてくださっている方々の多くも、別のお寺のお檀家さんです。しかし、少しずつお盆のお参りに招いてくださる方が増えてきました。 今日もお墓でお経をあげ…

お盆の前にお花を替える

僧侶は、「自分の物」として許されているのは、托鉢のための鉢と衣だけですから、貧乏は少しも恥ずかしくありません。もちろん、もともと金銭的に貧しいことは恥ずかしことであるはずもないのですが・・・・ でも、暑くなって、仏様や慈雲寺の歴代上人のお墓…

夜の雷鳴

パソコンを開いたら、「雷を伴う暴風雨」という天気予報が出てきました。 遠くで雷鳴がもう聞こえ始めているなぁ・・・と、思っていたら「風神雷神」の絵が目の前に浮かんでくるような雷です。 でも、夜の雷鳴は、それがどれほど激しくても、なんだか物悲し…

長崎原爆の日に

昨夜は本当に美しい満月でした。「満月写経の会」にいらした方々と本堂の縁側にすわって月を眺めていたときに、長崎に二つ目の原爆が落とされた日のことを考えていました。 長崎の原爆というと、私はとても恥ずかしい思い出があります。 私は高校三年生の時…

今夜(8月8日)は満月です。写経にいらっしゃいませんか?

台風が過ぎて、美しい青空が見えています。風も心地よい。 今夜は満月です。 慈雲寺では、毎月の満月の夜、写経の会を行っています。皆さんでゆったりと『般若心経』を読誦した後、写経をいたします。慈雲寺の写経の会はとってもゆるやか・・・ 心経一巻を一…

原爆忌の日に

慈雲寺がある桶狭間から笠寺周辺までの地域では、今日、8月6日にお墓の掃除をし、花を替え、墓前で西瓜を食べる習慣があります。東京育ちの私は、この習わしについて全くしらず、赴任した最初の年には、とても驚いた記憶があります。 しかし、お盆を前にして…

永六輔さんの『大往生』から  (その2)

「お釈迦さまは安らかに大往生ですよね。 大勢の弟子や、動物にも囲まれて・・・・釈迦涅槃図って、おだやかでいい絵です。 あんな死に方、いいなと思います。 比べちゃいけませんけどね、キリストの死に方は痛そうでねェ」 放送作家・作詞家の永六輔さんが…

永六輔さんの『大往生』から  (その1)

「最後を看取ってくれる医者と、葬式をキチンとやってくれる坊主や仲間。これは早めに見つけておくことをおすすめします」永六輔著『大往生』より 書棚を整理していたら、永六輔さんが1994年に出版してベストセラーになった『大往生』という本が出てきま…

8月の「満月写経の会」は8月8日です。どなたでもお気軽にご参加ください。

慈雲寺の本堂には、いつでも気軽に写経をしていただける用意がしてあります。手ぶらでいらしていただけます。書き終わったものは、弘法様にお供えしてください。その後、ご自分でお守りとして身に着けていただけるように、守り袋も用意しています。 また、毎…