慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

アイテム探しゲームと阿弥陀様の救い

以前、「インターネットゲームを始めましたが、課金してまで勝ちたい気持ちが解らん。」というお話を書きました。当時、よくやっていたのは、「パイレーツ・アンド・パールズ」というゲームなのですが、それはすでに私の中ではブーム終了しました。 最近、よ…

盗んだ花瓶に生けた花は美しいですか?

先日、田舎道を歩いていたら、畑のあぜ道に小さな看板が立っていました。そこには「盗んだ野菜は美味いか?」とだけ書かれてありました。 どうやら、畑から野菜を盗まれるのに業を煮やした農家の人が立てた看板だったようです。農家の方の怒りがじわじわ伝わ…

12月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」では、戒名(法名)について考えてみましょう。

今日は11月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」の日でした。晴れてきれいな空でしたが、かなり寒い。慈雲寺の本堂にはろくな暖房設備がないのですが、それにもめげず30名ほどの方がいらして下さいました。 さて、来月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、戒…

今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は「聖徳太子信仰」についてご一緒に学びましょう。

聖徳太子は、だれでも知っている人ですが、江戸時代から「実在しなかった」という説がしばしば主張されるほど謎の多い人物です。 政治家、行政官としての功績ももちろんですが、「日本仏教の父」として尊敬されている面も見逃せません。さらには、救世観音の…

「善」とはなんでしょう?

今日のお釈迦様のお言葉 「やったあとで後悔して泣くような行為は善ではなく、 やったあとで喜びが生じ、心が満ち足りるような行為が善なのです。」 『ダンマパタ』より 仏教は「善を為し、悪を控える」ことを生活の第一の基盤としています。では、善とは何…

今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は11月25日に行います。どなたでもお気軽にご参加ください。

慈雲寺では、毎月「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」を行っています。身近な話題を取り上げて、「仏教という考え方、ものの見方」の基本をご一緒に学んでいこうとするものです。 「講座」というタイトルはついていますが、どなたでもお気軽に参加していただける…

「「お寺をAllyのプラットフォームに」という提案に慈雲寺は全面的に賛成です。Part2

前回のブログで、慈雲寺は「お寺をallyのプラットフォームに」という提案にできる限り協力したいと書きました。 では、慈雲寺では具体的に何ができるでしょうか?今すぐに始められることとして、考えられるのは、葬儀や供養のための法要です。長年のパートナ…

「お寺をAllyのプラットフォームに」という提案に慈雲寺は全面的に賛成します。Part1

14日から大阪のインデックス大阪で開かれていた「セレモニージャパン」という展示会に行ってきました。 これは、8月に東京で開かれて、私も参加した「エンディング産業展」の大阪版という感じの催し。出店している業者も東京と重なるものが多かったのです…

観音さまの御足に触れさせていただいただく!

奈良の長谷寺のご本尊は10m以上もある巨大な十一面観音です。迫力のある美しいお姿で、一般の参拝者はちょうど胸から上ぐらいが拝めるようになっています。 先日、友人にご紹介いただいて、ある団体の参拝に同行させていただくことができました。数か所の…

流行語大賞候補の「グレイヘア」と坊主頭

今朝、めずらしくテレビをつけていたので、昨日発表された流行語大賞候補のことが話題になっていました。候補になっている言葉のほとんどは、私の中では流行ってませんでした(笑) でも、一つ気になったのは「グレイヘア」。白髪が目立つようになった女性が…

『ブッダがせんせい』より Part3

今日のお釈迦さまのお言葉 「人をあざむいてはなりません。どんなときも人を軽んじてはいけません。人を悩まそうとして怒りをいだいたり、人に苦痛を与えることを望んではいけません。」『スッタニパータ』より 子供用の『ブッダがせんせい』に取り上げられ…

『ブッダがせんせい』より Part2

お釈迦様のお言葉 たいまつからたくさんの火をとっても、たいまつはもとのままであるように 幸福というのは、いくら人へ分け与えても減らないものです。 『ブッダのことば』より 先日ご紹介した、子供用の仏教入門書『ブッダがせんせい』に取り上げられてい…

出家を考えている女性におすすめの本 『尼さんはつらいよ』Part2

昨日は、遠く関東地方から慈雲寺を訪ねて下さった方とお話しました。この方は、子育てが終わった後の自分の人生を考えたとき、尼僧として生きることも選択肢の一つとしたいというご相談でした。 以前から、何度もこのブログに書きましたが・・・・ 現状を急…