慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

兄弟子のお説教を聴きにいく Part1

私を得度させて下さった(僧侶にならせて下さった)最初の師僧は、私の属する浄土宗西山派(西山浄土宗)を代表する説教師(布教師)の一人でした。 在家の人間を僧侶にリクルートするのが趣味(?)で、20人を超える弟子を持っていました。これだけの弟子…

父の遺骨を迎えに東京へ Part2

昨年かなりの経費をかけてアップグレードしたパソコンが壊れてしまいました。結構気持を痛めつけられました。こういう状況で父の遺骨のことを書くのは難しいですね。 病院から引き取った遺骨は東京の実家にひとまず帰り、その後のことはゆっくり考えようとい…

季節の変化が信じられない?! 11月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は「信」をテーマにします。

今、外は土砂降りです。大きな土管を利用した池(?)の水があふれてメダカが流出しないかちょっと心配・・・ 私が住んでいたカナダの街は、一年中温暖で夏も30度を超える日はめったにないですし、冬もそれほど寒くない。家の中はセントラルヒーティングです…

お遍路さんの白装束は「死装束」?!今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のテーマは”巡礼”です。

上の写真はインターネットからお借りしたお遍路さんの姿です。巡礼に出る人は、このような白装束が正式とされています。このような慣習はいつごろから行われていたのでしょうか? また、この白装束は、亡くなった方の死出の旅路の装束と同じだともいわれてい…

台風19号の犠牲者を悼む

上の写真はインターネットからお借りした狩野川台風の時の写真です。昭和33年に1300名近くの犠牲者を出した台風です。 当時、私は東京の石神井川の近くに住んでいました。石神井川はまだ土手で、私の家の近くの橋だけがコンクリート製でした。水嵩が増してく…

今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は10月20日です。テーマは「巡礼」をとりあげます。

先日の台風で被害に遇われた方もおいでかと思います。お見舞い申し上げます。 私は狩野川台風の時に、床上浸水を経験していますので、。東京や神奈川に知り合いが多いので、ニュースで危険地域を知らせる地図が広がるにつれて眠れぬ夜を過ごしました。 幸い…

父の遺骨を迎えに東京へ Part1

93歳でお浄土へ行った父は、60代の頃にすでに死亡時の献体を決めていました。「戦場に部下を何人も置き去りにしてしまった自分に、葬式をしてもらう権利はない」と思っていたようです。戦争末期に、ろくな経験も積まないうちに小隊長になった自分の不適切な…

「ポケベル」ですら、見送りたい人がいる Part2

9月30日でサービスが終了となったポケベル。それを悼む「ポケベル葬」が行われ、祭壇に手を合わせる人の写真が新聞に掲載されていました。 葬儀は近親者だけで、できるだけ簡単に・・・と思う人が多いとされている一方で、「ポケベル」に手を合わせ見送り…