慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

年越しは写経と静座で・・・・修正会へのお誘い

上の写真は、インターネットからお借りした「五劫思惟阿弥陀仏坐像」です。このお姿は、阿弥陀仏が仏になられる前、法蔵菩薩の時代を表したものです。法蔵菩薩は、すべての衆生を一切の条件をつけずに掬い取る誓いをたて、それに必要な修行や懺悔(さんげ)…

僧侶は本来乞食(こつじき)で生きるべき・・・そうなんだけど

上の写真は名古屋の白鳥公園で見た落ち葉です。慈雲寺も、これほどではありませんが、落ち葉も来年に持ち越してしまいそう・・・今日、明日の2日で、なんとか形を整えたいものです。去年の年末にも「来年は身辺をすっきり!」を目標にしたのですが・・ さて…

ここ数日、「輪廻の主体」について考えています。 Part 2

2 すべてのいきものは、一つの生を終えると、次の生に向けて「輪廻」していくという考え方は、お釈迦さまが生きておいでの時代のインドでは当然のこととして受け入れられていました。仏教も「輪廻」という考え方を受け入れていますが、バラモン教やヒンドゥ…

茶トラ猫、再び侵入!同居なら条約を結んで欲しい・・・

なんだか台所でごそごそ音がするので、覗きに行ってみると、前にも庫裏に侵入していた茶トラ・・・私に気が付くと、サッと隠れてしまう。前回は、夏だったからどこか開いている窓からでも入り込んだのかもしれないけれど、今回はどこから? この寒空だから、…

一年の終わりを心穏やかにすごしませんか - 修正会のお誘い

慈雲寺には梵鐘はありませんが、静かに一年を振り返り、煩悩の炎をいったんしずめてから新しい年を迎えませんか? 12月31日の深夜11時45分から修正会を行います。 写経や写仏をして年越しをするのもおすすめです。写経は31日からお正月の三が日を…

明日(22日)の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」には、「いまさら聞けない!」という質問をぜひ持っていらしてください!(+慈雲寺へのアクセスのご案内)

慈雲寺では、毎月一回、「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」を行っています。「講座」という名前はついていますが、どなたにもお気軽にご参加いただける内容です。 12月は22日(日)の10時より行います。テーマは「仏教とお寺のしきたりの基礎」です。 一年…

「ミニ版」は日本の文化?-四国八十八カ所巡礼のお砂踏みー

日本で巡礼といえば四国八十八カ所が代表的でしょう。興味深いのは、日本のあちこちに、そのミニ版があることです。慈雲寺は名古屋の南端、知多半島の付け根に位置していますが、この半島内にも四国のミニ版が点在しています。おもしろいのは、同地域に別の…

21日はお砂踏み、22日は「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」です。(慈雲寺へのアクセスのご案内)

今週末(21日、22日)の行事のお知らせです。 慈雲寺は、今は名古屋市の中に入っていますが、もともとは知多郡。知多半島の「弘法大師信仰」の根強い宗教的文化の影響を受けている地域にあります。浄土宗西山派(西山浄土宗)に属する慈雲寺に弘法大師の…

ここ数日、「輪廻の主体」について考えています Part1

ときどきコメント欄にするどい指摘や質問を残して下さるももはなさんが、先日、 ”阿頼耶識って…簡単に言えば生物発生から流れる記憶(蔵憶)で良いの?? ”という質問をコメント欄に書き込んで下さいました。 阿頼耶識とは何かというのは、仏教学の授業のとき…

明日は綺麗な満月がながめられそうです・・・写経のおさそい

慈雲寺では、毎月満月の夜にお月見を兼ねた写経・写仏の会を催しています。 12月は明日(12日)です。夜7時半から『般若心経』をご一緒に読誦し、毎月その内容についても少しずつご一緒に学んでいきましょう。 7時半より前においでになって、ゆっくり写…

静かに成道会を喜びました

上のイラストは、インターネットからお借りしたものです。お釈迦様がお悟りを開かれた日も、こんな夜明けだったのでしょうか・・・ 昨日は、お釈迦様がお悟りを開かれた日、成道会でした。慈雲寺でも簡単な法要することにしました。広くお知らせしたわけでは…

慈雲寺にも仏舎利がある?!(成道会のお知らせと慈雲寺へのアクセス)

上の写真は、名古屋市にある日泰寺の仏舎利塔です。お釈迦様の御真骨を祀っていると主張する寺院や仏教系の新宗教は日本にいくつもありますが、学術的に最も信頼性が高いと考えられている仏舎利は、この日泰寺にあります。 明治33年(1900)、タイの王…

「慈雲寺文庫」オープンしました!

慈雲寺の山門は、他のお寺とは違い、江戸時代の武家門を移築したものです。建物の中には床の間のある部屋があり、二階にも部屋があります。 しかし、今のところ、この部屋はただの倉庫。私が慈雲寺に赴任して以来、もっと有効的な使い方はないものかと考えて…

12月の慈雲寺での行事

上の絵は、阿弥陀様が私たちを極楽へ迎え取るために、此岸へ降りておいでになるときのお姿「来迎図」です。ふつうは「らいごう」と読みますが、慈雲寺の属する浄土宗西山派(西山浄土宗)では「らいこう」と読み習わしています。 さて、12月はたくさんの行事…

クリスマスより、成道会を祝いましょう!

12月に入りました。街はすっかりクリスマスムード。キラキラとイルミネーションが輝いて、ウィンドーショッピングの散歩もより楽しくなります。 ま、神様が哀れな人間たちのために、一人子を地上に送ってくださったのですから、みんなで喜びたい気持ちになる…