2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧
しばらくブログの更新をお休みさせていただいていました。「巡教」から戻って、心身共にへたばっておりました。 「巡教」というのは、慈雲寺が属する浄土宗西山派(西山浄土宗)の御法主が、毎年お正月に檀信徒に向けてお説きになる「おことば」を持って各地…
今日でお彼岸の期間も終わりです。通常の年ですと、彼岸明けに墓参に来る方は少ないので、この日にお墓参りをして彼岸中に供えた花を替え、ご先祖への供養を新たにするのをおすすめしています。 でも、今年は今日が日曜なので、「あ、お彼岸中にお参りしなき…
大乗仏教の仏教徒として生きる人々の、日常生活における実践を大きく六つの徳目に分けたのが「六波羅蜜」です。 その二番目に挙げられているのが「持戒」(シーラ)です。これは仏教徒としての生活習慣を意味します。悟りへの修行を続ける上での善き習慣と言…
「六波羅蜜」は、念仏者として生きる人々の日常生活の実践を大きく六つに分けて示したものです。 その第一に挙げられているのが「布施」です。これは「与える」ということです。布施というと、葬儀や法事の時にお礼のようなものとして金銭を包むことと考えて…
今日は、彼岸の入りの日です。お彼岸は春分の日を「中日」として、前後3日ずつ七日間続く、日本独自の宗教的慣習です。 今朝は慈雲寺でもお彼岸の法要をしました。お寺の掲示板にお知らせを貼っただけなので、もしかしたらどなたもおいでにならないかも・・…
18日は彼岸の入りです。お彼岸は季節の変化を大切にしてきた日本独自の宗教的慣習です。 春分の日を中心に、前後三日間ずつ、ご先祖に感謝し、自分の今をゆっくりと省みる一週間です。 彼岸の入りの18日の10時から、慈雲寺ではお彼岸の短い法要とお彼…
3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時よりおこないます。 お釈迦様は旧暦の2月15日に、現世の肉体から離れ涅槃に入られたと言われています。多くのお寺では、旧暦に合わせて太陽暦の3月15日前後に涅槃会を行っています。 慈雲…
今朝、家事をしながらラジオを聴いていたら、葬儀社がスポンサーとなっている番組の質問コーナーが聞こえてきました。 今日の質問は「結婚して苗字が変わり、今の住所に引っ越してきたら、同姓同名の人が周囲にたくさんいることに気が付きました。私の戒名も…
お釈迦様は旧暦の2月15日に人間としての肉体を離れ、涅槃に入られたと伝えられています。多くの寺院では、新暦の3月15日前後に「涅槃会」を行い、お釈迦様の現世での最後の様子を偲びます。 今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、お釈迦様が涅槃に…
東日本大震災から8年がたちました。この震災は、私が日本へ戻るきっかけの一つにもなりました。震災で流された墓地から遺骨を集めるボランティアをしたことで、「僧侶としてできることは何か?」と自分に問いかける日々が、まだ続いています。 私は旅行ライ…
前回は、パンナム航空のような世界的な企業でも今は無い…すべてのものは無常で、始めがあれば必ず終わりが来る・・・というお話を書きました。パンナムとは比べようもありませんが、私にも無常の風が吹いてきました。 私は日本に戻ってから、ひょんなご縁で…
2月28日、1月にお亡くなりになった旅行ジャーナリストの兼高かおるさんを偲ぶ会が、東京のホテルニューオータニで開かれました。 私は生前、一度短いインタビューをさせていただいたことがあるだけのご縁でしたが、兼高さんが会長をなさっていた日本旅行…
慈雲寺の近くには、地中深く井戸を掘って無理やり引きずり出したと思われる「天然温泉」が自慢(?)のスーパー銭湯があります。 私は通訳やライターの仕事などで少しお小遣いが貯まると、この温泉に出かけ、垢すりをしてもらいます。年に数回ですが、私のひ…
前回のエントリーで、「桃の花がまだ咲かないので、慈雲寺のひな祭りは旧暦で行います。」とお知らせしたせいか、どなたかが桃の花を届けて下さいました。 慈雲寺の門前にある石塔の前にある花立に、「今、桃の木から切り取ってきました。」という感じの枝が…
三月になりました。盆梅はすでに盛りを過ぎています。白梅は今が満開。紅梅もあと数日で開花するでしょう。今日は一日中、温かで春近しという感じでした。 さて、三月の慈雲寺の催しとお彼岸の法要のお知らせです。 1)お雛祭りは旧暦で 今朝、お月参りにい…