慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ポケベルですら「見送りたい」人がいる Part 1

www.asahi.com 明日、9月30日で50年続いたポケベルのサービスが終了するそうです。上の朝日新聞の記事は、東京都の葬祭業協同組合の人が主催した「みんなのポケベル葬」の様子です。 私は以前から、人形供養とか針塚とか、人間以外の「物」を供養しようとす…

トーマス・クック社の倒産に思う・・・諸行無常

上の写真は1888年に出版されたトーマス・クックの時刻表です。クックは近代的な旅行ガイド本を初めて書いた人と言われています。もちろん、江戸時代にも伊勢参りや東海道の「道中」のハンドブックのような本は日本にもありましたが・・・ 一般の人が、ガ…

10月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は巡礼についてお話します。

慈雲寺では、毎月一回、身近な話題から仏教の考え方、ものの見方を学ぶ会を催しています。来月は「巡礼」をテーマにご一緒に学んでみたいと思います。 日本では四国八十八ヶ所の霊場巡りをはじめ、西国三十三観音巡礼、など各地に巡礼ルートがありますが、イ…

お彼岸中の慈雲寺

上の写真は奈良の當麻寺に伝わる曼荼羅の写しです。中央に描かれているのは、『観無量寿経』の中に説かれている極楽の様子を描いたものです。 ありがたいことに、慈雲寺にもこの当麻曼荼羅の写しが伝わっています。本物の八分の一のものですが、それでも大き…

今月の満月写経の会は9月14日(夜7時半より)です。どなたでもお気軽にご参加下さい。

今夜は中秋の名月のはずですが、朝からどんより曇っています。薄雲越しのお月さまも素敵なので、このまま雲が薄くなってくれるのを祈っています。 さて「中秋の名月」とは、旧暦の秋(7月から9月)の丁度真ん中の日といういみだそうで、実は満月ではありま…

移り変わるもの、壊れるものは苦である

英語を忘れたくなくて・・・というのを言い訳に・・・インターネットでアメリカのテレビ番組を見ることができるサイトと契約しました。一か月1000円ほどですが、私の贅沢の一つです。 ここ数日、なんだかいろいろとくたびれてしまい、少しぼんやりと過ごした…

不許葷酒入山・・・慈雲寺は大丈夫?

禅宗などのお寺へ行くと、山門の前に「不許葷酒入山門」と刻まれた大きな石碑が建てられていることが良くあります。 僧侶の修行の妨げになるような酒や、香りが強く、精力が付くような食べ物(大蒜のことかしらん?)は、境内に入ることを許さないという意味…

9月の慈雲寺の行事

今年は、輪郭のくっきりした夏らしい雲がなかなか現れなかったなぁ・・・と思っていたら、今日は落日の直前に、とてもきれいな入道雲が湧き出していました。夏の最後のプレゼントでしょうか? さて、9月になりました。慈雲寺では毎月恒例になっている写経や…