慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

死体を嫌悪するのは究極の自己否定? Part 2

慈雲寺の属する浄土宗西山派(西山浄土宗)の総本山光明寺で見今年(11月初旬)の紅葉。 ご遺体の火葬を行う火葬場は、東京や神奈川などですでにキャパシティを超えている状況だそうです。「多死社会」を迎えてはいるものの、それほど年月がたたないうちに、…

死体を嫌悪するのは究極の自己否定?

慈雲寺の属する浄土宗西山派(西山浄土宗)の総本山光明寺の紅葉 慈雲寺の周辺に大きなマンションが建ったらどうなるかという話をしていました。そういう動きがあるのでは全くなく、ヒョッコリとそういう話題になったのです。そうしたら、東京都内にマンショ…

巨大な白菜とプリプリの大根が届いたので、今夜はこの冬初のお鍋!

一人では持てないほどの白菜!私の大好きな大根の葉も新鮮! 僧侶は乞食(こつじき)と呼ばれるほど、毎朝托鉢に出て、お供えをしていただいた食物を食べるのが本来の暮らし方です。「お仏飯をいただいて生きる」、つまり仏様にお供えされたもののお下がりで…

月蝕のお月様が結んでくれたご縁

月蝕が最高点になったときのお月様は残念ながら見そこなってしまいました。 先日のほぼ皆既月食、慈雲寺の本堂の縁側からとてもきれいに眺めることができました。といっても、ほぼ完全に月蝕状態となり、月がぼんやりと赤暗く見えた時には、私はご近所のスー…

今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は極楽のガイド本についてです!

浄土三部経の経典です。浄土系の寺院にはかならずお供えしてありますよ 私はカナダで暮らしている間、ローカル新聞の旅行記事を書いたことがきっかけで、アメリカとカナダの旅行ガイドブックを書いて糊口ををしのいでいました。コロナ禍になってほぼ開店休業…

イングリッシュガーデンへの野望(?!)自家製仏花を目指して

こんな感じのイングリッシュガーデンで、メインの花は菊ということでどうでしょう? 仏花をこまめに換えるのが経済的にきびしい・・・と、愚痴を書いてしまったら(愚痴は僧侶としてとても恥ずかしい行いです)、次々とお花のお供えが届いています。 先日は…

月蝕は眺めの良い慈雲寺で!「満月写経の会」と「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」お知らせ

部分月蝕は日本中のほとんどのところで眺められるそうです。 11月19日は満月です。しかも月蝕! 慈雲寺では毎月満月の夜にお月見を兼ねた写経の会を行っています。本堂からはお月様がとても良く眺められます。 今月の満月の夜は、なんと月蝕が起こります…

葬儀のお花、喜んで引き取ります! 仏教には忌(いみ)という事なし Part 2

久しぶりに本山で講習会に参加してきました。境内の上の方はもう紅葉の見頃になっていました。総本山光明寺の阿弥陀堂周辺です。 本山での講習から戻ったら、墓地にあるお地蔵さまの花立てに。おそらくどなたかの葬儀に使われたのではないかという白菊が供え…

瀬戸内寂聴上人を悼む

寂聴上人の晩年のエッセイ 本山で講習会があったので、しばらくテレビやインターネットから離れていました。山を下りて来たら、瀬戸内寂聴上人の御遷化のことを聞きました。ニュース番組やワイドショーなどで今日は一日中、上人のお話ばかりでしたが、なんだ…

葬儀のお花、喜んで引き取ります! 仏教には忌(いみ)という事なし (Part1 )

最近は葬儀の供花のデザインもずいぶんおしゃれになりました 少し前のことですが、ときどき慈雲寺の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」を聴きにきて下さるAさんから電話がありました。 「あの~」と少し遠慮がちに話し始めたAさん、「本当に失礼かと思うので…

西国三十三箇所観音霊場の巡礼を始めました。その4 <巡礼バスツアー3> ツアーの鍵は先達さん!

清水寺の西門に描かれた龍 バスツアーに参加して西国三十三箇所の観音霊場巡礼を始めました。バスの中では飲食は禁止(お水は飲める)。おしゃべりも遠慮してほしいとのことなので、物見遊山の雰囲気はなく、なかなか良い「宗教行事」の雰囲気です。 このツ…

11月の慈雲寺の行事予定

お釈迦さまがお悟りを開かれた場所に建てられた大菩提寺の大塔。朝の風が心地良かったです。 選挙も終わって月が新しくなりました。みんなが穏やかに暮らせる政治が行われることを祈らずにはいられません。もちろん、どのような経済的、政治的な状況でも、こ…