慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

謙遜と卑下の違いは?・・・凡夫の自覚について Part 1

有松の旧東海道近くの公園の桜です。 前回のブログに「講演会で平常心を失った」と告白(?)したところ、そのブログを読んだkさんからお電話をいただきました。kさん御夫妻は毎月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」にも来てくださり、なぜか絶妙のタイミン…

面接試験で平常心を失った??・・・・中日文化センターで「終活」の講演

平等院の夜桜です 昨日、鳴海の中日文化センターで「尼僧と考える本当の『終活』」という講演をさせてもらいました。実は、この講演会は四月から同センターで始まる「尼僧と学ぶやさしい仏教入門」という講座の「おためし」のようなイベントでした。 この「…

人間所詮は五尺の糞袋・・・・

枝垂桜もそろそろ見ごろになりました 今日は少々尾篭な話題なので、苦手な方は桜の花だけで、下の文章はパスなさってくださいませ。 慈雲寺のご近所にはため池がいくつかあって、その周辺には桜が植えられています。昨日は病院へ行く途中で偵察したのですが…

無臭・無煙のお線香に意味はあるのでしょうか?

お線香のイラストです。しっかり煙が上がっていますね お彼岸が過ぎて、春も本格化・・かと思ったら、今、外は冷たい雨が降っています。 先日、東京の従姉妹から電話がありました。少々やっかいな事情があって、彼女の母親、つまり伯母の遺骨を慈雲寺でお預…

お葬式の心配だけが「終活」ではない

「終活」で心配なのはお墓と葬儀だけ? 上のイラストはネットの無料画像からお借りしたものです。「終活」で検索すると、上のようなイラストがたくさん出てきました。 葬儀のこと、お墓のことを心配している様子ですね。真ん中の僧侶のイラストはなんでしょ…

お彼岸は、「生きる目的」を考える七日間

慈雲寺の木瓜は今が見ごろです 慈雲寺には赤、白、そして上の写真のようなピンクの木瓜があります。他の木の陰になって気がつかないうちに、花盛りを迎えています。上の写真は数年前に従兄弟が撮影してくれました。狭い境内の中ですら、気をつけていないと見…

胸に紫色の痣ができたころ  「なぜ生きるのか」を考える

慈雲寺の本堂の上がり口を守る象 21日の日曜日(10時より)にお彼岸の法要を兼ねて、「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」を行うことにしました。その準備をしているところですが、ノートを作りながら「私はなぜ生きるのか疑問になったことはあっただろうか?」を…

彼岸法要と「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のお知らせ

東京の石神井川の早咲き桜 17日からお彼岸です。私たちが生きている娑婆世界を此岸(こちら岸)、極楽世界を彼岸(向こう岸)に例えて、7日間を極楽往生のために身を慎み、徳を積んで過ごす修行の日々を彼岸といいます。先祖供養ももちろん積善の行いです…

人身受け難し・・・・・なぜ生きるかについて考える Part3

盛りを迎えた慈雲寺の梅。後ろに映っているのが問題の(?)松です。 今朝、遅めのブランチを食べていたら、物凄い雷鳴!稲妻とほとんど同時でしたからごく近い。しかも、落雷の音と共に、少し家鳴りがしたような気がするほどの衝撃でした。ひょっとしたら、…

『河北新報のいちばん長い日』を読んで過ごした3.11

早咲きの桜です。東北地方に早く桜が咲く事を願いながら・・・ 私はライターとしてのキャリアをカナダの小さな地方新聞の記者から始めました。そして今、一周回ってまたローカルの新聞の記者をしています。今朝は朝の勤行を終えるとすぐ自転車に乗って警察へ…

人身受け難し・・・・・なぜ生きるかについて考える Part 2

日曜寺の境内には梅の木ただくさん植えられています。花の季節にはたくさんの方がお参りにいらっしゃいます。 「人身得ること難し、仏法値うこと希なり」 前回ご紹介したこと言葉は、曹洞宗を開かれた道元禅師の『修証義』の第一章のお言葉です。しかし、人…

人身受け難し・・・・・なぜ生きるかについて考える Part1

中山道板橋宿の日曜寺の梅です。 故意に集めたわけではないのですが、各月の初旬は月参りが続きます。月参りに呼んで下さるお宅のうち何軒かは曹洞宗の檀家さんなので、曹洞宗の日課勤行集を読誦し、時には道元禅師の『修証義』を拝読させていただきます。 …

3月の慈雲寺の行事予定と中日文化センターのお知らせ

田安家にゆかりの深い日曜寺というお寺の白梅です。 昨夜から桶狭間は春の嵐・・・雨漏りが始まっている慈雲寺本堂。住職はおろおろしていますが、境内の木々は喜んでいるようです。 さて、愛知県では緊急事態宣言が前倒しで解除されました。と、言っても私…