慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

2022-01-01から1年間の記事一覧

除夜の法要と修正会のご案内

残念ながら慈雲寺には釣り鐘はありませんが・・・ 年の瀬もいよいよ押し迫ってきました。まさに「師走」で、名古屋一ヒマなお寺というのが冗談ではない(とほほ)慈雲寺住職も走り回っています。 しかし、一年の最後はゆっくりと阿弥陀様のおそばで、この年…

大掃除をしていたら空海さま登場! Part 1

慈雲寺の大掃除は続行中です。一昨日からなんとも強力な助っ人まで現われて本当にありがたく思っているところです。それでも年内に終わるかなぁ~~~(泣) ところで、寺務室の片づけをしていたら、空海さまのお言葉を集めた本が出てきました。古本屋さんは…

大掃除には仏壇の掃除もお忘れなく

今日は冬至ですね。これから先は、毎日少しずつ昼間の時間が長くなってきます。寒いのは苦にならないけれど、日の出が遅いのは冬の苦しみですね。 さて、今年もあと10日足らず、毎日ぼんやり暮らしている私もお掃除に励んでいます。 大掃除の時は、お仏壇や…

終い弘法とお砂踏み

お砂踏みは四国八十八カ所巡礼と同じ功徳があると言われています 慈雲寺は現在は名古屋市に位置していますが、周辺はもともと知多郡の一部。弘法大師の信仰の篤い知多半島の文化圏にあります。 そのせいもあって、慈雲寺は浄土宗西山派(西山浄土宗)に属す…

今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のテーマは鎌倉仏教です。

上の絵は元寇の時に、元の兵士たちと戦う鎌倉武士の様子を描いたものです。今年のNHKの大河ドラマのテーマにもなり、鎌倉時代が注目されています。 律令政治から武士の時代への変化、元寇という未曽有の国難、そしてまさに末法の時代の到来を思わせる自然…

鎌倉仏教に大きな影響を及ぼした中国僧たち

五島美術館所蔵の無学祖元の書 今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は鎌倉仏教の生まれた社会的背景や当時の日本の仏教界の状況などの基本的知識をお話しようと思っています。 その準備のために、いろいろな資料を整理していたのですが、今まであまり興味…

12月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のテーマは「鎌倉仏教 その1」です。

鎌倉仏教を代表する法然房源空上人の伝記『法然上人絵伝』 慈雲寺では毎月一回、身近な話題を取り上げて仏教のものの見方、考え方をお話する会を催しています。「講座」というタイトルはついていますが、どなたにも分かりやすいお話を心がけています。 12…

カルトの定義 Part 2

信楽で出会った可愛らしいタヌキたち 12月8日の成道会は、ちょうど満月だったので、満月写経の会においでになった5人の方々と一緒に、お釈迦様がお悟りを開かれた日を喜びました。 成道会の時は、大根を炊いて多くの方がお参りにくるイベントにするお寺…

成道会と開戦記念日に写経を

今日、12月8日は仏教徒にとって一年で一番喜ばしい日であり、同時にとても悲しい日でもあります。 12月8日はお釈迦様が悟りを開かれた日だとされています。仏教徒にとっては、何より喜ばしい日です。無暗な苦行をやめ、身を清め、スジャータの捧げる乳粥…

凍れる満月も良いものです・・・満月写経の会のお誘い

慈雲寺では毎月満月の夜にお月見を兼ねた写経の会を行っています。 今月は12月8日が満月です。7時半からご一緒に『般若心経』を読み、毎回少しずつその内容についても学んでいきます。 必要な用具は全て揃っていますので、手ぶらでご参加いただけます。読…

「カルト」の定義 Part 1

明日香で出会った小さな石仏 今朝、境内を見回りながら「ああ、菊ももうおしまいだなぁ」とちょっと寂しい気分になっていたら、なんと山茶花が咲いているのに気が付きました。「冬の間は私たちにお任せください!」と言わんばかりに元気良く咲いてくれていま…

12月の慈雲寺行事予定

明日香で出会った三尊仏。上品な表情が印象的です。 12月になりました。普段は悠々とした姿の先生も思わず走り回ってしまうという「師走」です。しかし、慈雲寺は住職が走りまわるような事態にはならない・・・はずなのですが、たまりにたまった事務処理や…

山の辺の道に地獄絵を拝みに行く Part2

地獄まで直接阿弥陀さまが迎えに来てくれる!? 私はさまざまな絵を使って仏の教えを説く、「絵解き説教」にとても興味があります。できるだけ多くの絵を使ってお話を組み立てたいのですが、残念ながら慈雲寺の歴代住職は「絵解き説教」には興味がなかったよ…

山の辺の道に地獄絵を拝みに行く Part1

狩野山楽によって約500年前に描かれた地獄絵 コロナのワクチン接種の副反応で高熱・・・・数日へたばっておりました。まだ体温は平熱より高めですが、ようやく回復の兆しという感じです。更新が滞ってご心配をおかけしました。すみません。 さて、先日、…

12月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のテーマは"長寿と仏教”です。

慈雲寺では、毎月一回、身近な話題を取り上げて、仏教的なものの見方、考え方をご一緒に学ぶ会「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」を行っています。「講座」というタイトルは付いていますが、どなたにも分かりやすいお話を心がけています。 どなたでも歓迎いたし…

旧統一教会関連の裁判判決資料を読んでみる Part 2

だますという評判のキツネも、心安らかに眠れる日があるといいですね。 旧統一教会を相手に霊感商法関連の訴訟が何件も起きていますが、その判決文を読んでみました。 前回のPart 1 では、何が違法とされるかの裁判所の判断のところを見てみましたが、今回は…

旧統一教会関連の裁判判決資料を読んでみる Part 1

湯田温泉で出会った子ぎつね。こんな可愛い顔しても人をだますのかな? 私は実は法学部出身です。ま、専攻は「法哲学・法制史」だったので、実務的な法律のことはさっぱりなのですが・・・・でも、旧統一教会関連のことで裁判が起きていることには興味があり…

秋の花盛りがやってきました。今日は仏花のお話

お友達が植えていって下さったアマリリスが大きくてエレガントな花を咲かせました。秋咲きの花が次々と咲き始めています。 私は僧侶にあるまじき怠け者なので、「園芸が趣味」と言えるわけではありませんが、たいして世話もしないのに、こうして咲いてくれる…

観音浄土を目指す究極の荒行 ー 西国巡礼再開しました Part 5 ー

「南無阿弥陀仏」と書かれた小さな帆だけで、櫂も何も付いていない船で渡海しようとした行者は100人近いと考えられています。 浄土教の教えでは、観音さまは阿弥陀仏の慈悲の働きを顕現しているとされています。ですから、観音さまの居所は阿弥陀仏のおられ…

11月8日、写経をしながら皆既月食を満喫しましょう!

慈雲寺では、毎月の満月の夜にお月見を兼ねた写経の会を行っています。 今月は11月8日が満月ですが、なんとその日は名古屋周辺で皆既月食を見ることができるのです。夜空で繰り広げられるスペクタクルを大きく開けた慈雲寺の縁側から眺めてみませんか? し…

菩薩の中の"大スター”は観音さま?! ー西国観音巡礼再開しました Part 4ー

粉河寺で出会った千手観音さま 大乗仏教における「菩薩」とは、出家・在家問わず、お釈迦さまの教えを慕い、慈悲行を実践するすべての仏教徒を指す言葉です。 しかし、膨大な数の菩薩の中でも、特に修行がすすみ、大いなる慈悲の力で人々を救おうとする方々…

観音さまは「仏」さま??-西国観音巡礼再開しました。Part 3 ー

観音さまはさまざまなお姿で私たちを救ってくださいます 中断していた西国三十三カ所観音巡礼を再開しました。前回のこのブログでは、私にとっての巡礼ツアーの善し悪しは同行して下さる先達さん次第とお話しますた。 今月参加したツアーの先達さんは、物腰…

巡礼ツアーの醍醐味は先達さん次第??-西国観音巡礼再開しました。Part 2 ー

西国三十三カ所観音霊場の三番札所粉河寺の本堂 半年近く中断していた西国観音霊場の巡拝を再開しました。この霊場巡りは人気があるようで、いくつものツアー会社が日帰りツアーを行っています。 ツアーの路程設定からお昼ご飯の質まで、どのツアーを選ぶか…

西国観音巡礼再開しました Part 1

紀三井寺の千手観音さま。100円の入館料でお顔のすぐそばでお参りできます。 昨年の秋から始めた西国三十三観音の巡礼・・・と言っても、毎月の巡拝ツアーに入るだけなのでほとんど苦労なし。今年の春までは順調に毎月お参りに行っていたのですが、暑くな…

お寺が好きになってくれた?! (小学生がお寺に社会科見学に来てくれました Part 2)

前回のブログで、先日ご近所の小学生が慈雲寺に見学に来てくれたお話をかきました。ちょうどその記事をアップし終わったとき、なんと、その小学生たちを引率していた先生が、子供たちの感想文を持って訪ねて来てくれました。なんというタイミングでしょう。 …

小学生がお寺に社会科見学に来てくれました。Part 1

先日、ご近所の小学校の2年生、二十数名が慈雲寺に来てくれました。これは二年生のカリキュラムの一環で、ご近所の歯医者さんからマクドナルドのお店など、さまざまな職場に見学に行くというものです。慈雲寺が協力させてもらうようになって、もう4年目です…

法話やお説教をさせていただけるなら、いつでもどこへでも!

お墓に咲いていた鶏頭です。コンクリートの間から必死に伸びていたので、取ってしまうのが少し可哀そうでした。 僧侶にはさまざまな役割がありますが、布教は中でも重要なものだと考えています。私を僧侶にしてくれた最初の師僧は、浄土宗西山派(西山浄土宗…

メル友も良いけど、聞法の友も楽しい・・・・11月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のお知らせ

飛騨地方の秋景色。これは6年前の10月下旬に撮影したものです。 慈雲寺では、毎月一回、身近なことをテーマにして、仏教のものの見方・考え方をご一緒に考える「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」を行っています。 昨日は30名の方が来て下さいました。私のつたな…

今月は「業」(ごう)についてご一緒に考えてみましょう

奥三河の渓流。こんな風に私たちも「業」に翻弄されているのでしょうか? 慈雲寺では、毎月一回、身近な話題を取り上げながら仏教のものの見方、考え方をご一緒に学んでいます。「講座」という名称はついていますが、分かりやすいお話を心がけています。どな…

常識ないのは私だった!那智参詣曼荼羅に教えられたこと

名古屋能楽堂の舞台。秋は能を鑑賞したくなる季節ですね。 先日、「おいおい」と阿弥陀様が軽く頭を叩いて下さったような出来事がありました。 その日は朝から私は何度も腹を立ててしまうようなことがあって、「そんなこと常識だろうが!」と叫びたくなって…