慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

除夜の法要と修正会のご案内

残念ながら慈雲寺には釣り鐘はありませんが・・・ 年の瀬もいよいよ押し迫ってきました。まさに「師走」で、名古屋一ヒマなお寺というのが冗談ではない(とほほ)慈雲寺住職も走り回っています。 しかし、一年の最後はゆっくりと阿弥陀様のおそばで、この年…

大掃除をしていたら空海さま登場! Part 1

慈雲寺の大掃除は続行中です。一昨日からなんとも強力な助っ人まで現われて本当にありがたく思っているところです。それでも年内に終わるかなぁ~~~(泣) ところで、寺務室の片づけをしていたら、空海さまのお言葉を集めた本が出てきました。古本屋さんは…

大掃除には仏壇の掃除もお忘れなく

今日は冬至ですね。これから先は、毎日少しずつ昼間の時間が長くなってきます。寒いのは苦にならないけれど、日の出が遅いのは冬の苦しみですね。 さて、今年もあと10日足らず、毎日ぼんやり暮らしている私もお掃除に励んでいます。 大掃除の時は、お仏壇や…

終い弘法とお砂踏み

お砂踏みは四国八十八カ所巡礼と同じ功徳があると言われています 慈雲寺は現在は名古屋市に位置していますが、周辺はもともと知多郡の一部。弘法大師の信仰の篤い知多半島の文化圏にあります。 そのせいもあって、慈雲寺は浄土宗西山派(西山浄土宗)に属す…

今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のテーマは鎌倉仏教です。

上の絵は元寇の時に、元の兵士たちと戦う鎌倉武士の様子を描いたものです。今年のNHKの大河ドラマのテーマにもなり、鎌倉時代が注目されています。 律令政治から武士の時代への変化、元寇という未曽有の国難、そしてまさに末法の時代の到来を思わせる自然…

鎌倉仏教に大きな影響を及ぼした中国僧たち

五島美術館所蔵の無学祖元の書 今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は鎌倉仏教の生まれた社会的背景や当時の日本の仏教界の状況などの基本的知識をお話しようと思っています。 その準備のために、いろいろな資料を整理していたのですが、今まであまり興味…

12月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のテーマは「鎌倉仏教 その1」です。

鎌倉仏教を代表する法然房源空上人の伝記『法然上人絵伝』 慈雲寺では毎月一回、身近な話題を取り上げて仏教のものの見方、考え方をお話する会を催しています。「講座」というタイトルはついていますが、どなたにも分かりやすいお話を心がけています。 12…

カルトの定義 Part 2

信楽で出会った可愛らしいタヌキたち 12月8日の成道会は、ちょうど満月だったので、満月写経の会においでになった5人の方々と一緒に、お釈迦様がお悟りを開かれた日を喜びました。 成道会の時は、大根を炊いて多くの方がお参りにくるイベントにするお寺…

成道会と開戦記念日に写経を

今日、12月8日は仏教徒にとって一年で一番喜ばしい日であり、同時にとても悲しい日でもあります。 12月8日はお釈迦様が悟りを開かれた日だとされています。仏教徒にとっては、何より喜ばしい日です。無暗な苦行をやめ、身を清め、スジャータの捧げる乳粥…

凍れる満月も良いものです・・・満月写経の会のお誘い

慈雲寺では毎月満月の夜にお月見を兼ねた写経の会を行っています。 今月は12月8日が満月です。7時半からご一緒に『般若心経』を読み、毎回少しずつその内容についても学んでいきます。 必要な用具は全て揃っていますので、手ぶらでご参加いただけます。読…

「カルト」の定義 Part 1

明日香で出会った小さな石仏 今朝、境内を見回りながら「ああ、菊ももうおしまいだなぁ」とちょっと寂しい気分になっていたら、なんと山茶花が咲いているのに気が付きました。「冬の間は私たちにお任せください!」と言わんばかりに元気良く咲いてくれていま…

12月の慈雲寺行事予定

明日香で出会った三尊仏。上品な表情が印象的です。 12月になりました。普段は悠々とした姿の先生も思わず走り回ってしまうという「師走」です。しかし、慈雲寺は住職が走りまわるような事態にはならない・・・はずなのですが、たまりにたまった事務処理や…