慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

国際交流の第一歩は宗教的慣習や儀礼への理解

寒い日が続くので、灼熱のイメージの写真をご覧にいれましょう。アメリカのデスバレー。夏になると40度を超える日が続きます。でも、乾燥しているので、影に入れば涼しいですよ。 先日の中日新聞に「技能実習 宗教配慮道半ば」というタイトルの記事が出てい…

「布施」はお金ばかりではありません

お布施というとこのような紙包みを真っ先に思い浮かべるでしょうが・・・ 今日は、このブログがご縁になって慈雲寺の講座などに参加するようになったという方が、訪ねてきて下さいました。講座の時に、「自分独りでは掃除などが行き届かないので、助けてくだ…

一年の暮らしは旧暦の方が良いなぁ・・・

蝋梅が満開です。これからしばらくは慈雲寺の「梅花シーズン」。ま、蝋梅は梅の一種ではないそうですが・・・・ 22日は旧暦(太陰暦)の新年でした。カナダではアジア系の人たちは旧暦で新年を祝うので、私のところにもたくさんメールや電話が来て嬉しく過…

女性の出家の機会をもっと広く! Part 5 慈雲寺の場合(その2)

え~慈雲寺の庵主です。立派な尼僧様の像や可愛い尼僧のイラストでは、イメージがしにくいかもと思い、本人登場してみました。 感想はいろいろかと思いますが、「あら?!こんな感じの人でも尼僧をやれるのか・・・」と思っていただければ幸いです。 慈雲寺…

21日は初弘法。四国八十八カ所のお砂踏みもしていただけます。

日本各地を歩いた弘法大師 21日は弘法大師のご縁日です。慈雲寺は浄土宗西山派(西山浄土宗)に属するお寺ですが、弘法大師の御像にもご縁があってお祀りしています。 慈雲寺の弘法大師像は、弘法様の若い頃のお姿で、目には玉眼が入っており、生き生きとし…

女性の出家の機会をもっと広く! Part 4 慈雲寺の場合(その1)

このサイトは慈雲寺の行事のお知らせをしたり、住職の日常生活のひとこまをお伝えしたりするのがメインですが、もう一つ、女性の出家を後押しするという目的で立ち上げたものです。 このサイトを開いてから、何人もの方が「出家をしたい」と連絡を下さったり…

1月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のテーマは「鎌倉仏教の祖師たち」です

上の絵は、鎌倉仏教を代表する祖師の一人、一遍上人とその弟子たちが、激しく踊りながら念仏する様子を描いたものです。 現在の伝統仏教のほとんどの宗派は鎌倉時代に生まれています。日本の宗教革命の時代ともいえる、この鎌倉時代には浄土宗を開いた法然、…

女性の出家の機会をもっと広く! Part 3

★Part 2 でお知らせした、今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」の日にちが間違っていました。1月15日(日)10時よりです。お詫びして訂正いたします。記事の方は訂正済みです。 さて、出家を志している女性に、少しだけ後押しするつもりで書いている記事を…

女性の出家の機会をもっと広く! Part 2

慈雲寺のこのブログの目的の一つは、出家を志している女性たちの背中を押すことです。Part 1 では、経済的な問題など、かなり俗っぽいことを書いてしまいましたが、このことを乗り越えるのは、まあ大した問題ではありません。 一番大切なのは、やはり「ここ…

明日(1月7日)は初満月。満月写経のお誘い

慈雲寺では、毎月満月の夜にお月見を兼ねた写経の会を行っています。 今年初の満月は今週の土曜日1月7日です。 夜7時半から、皆なで『般若心経』を読経し、毎月少しずつお経の内容についても学んでいきます。 必要な道具は揃っているので、手ぶらでおいで…

女性の出家の機会をもっと広く! Part 1

このブログは、主に慈雲寺で行われる行事のお知らせについて書いています。もう一つのテーマは、「女性の出家」です。このテーマについては、年に数回まとめて書き込んでいます。内容は毎回、ほとんど変わらないのですが、今、女性の出家希望者をかこむ状況…

空海さまのお言葉でお正月を過ごす

上のイラストは、ネットの無料画像からお借りしたものですが、かなりイメージ違うなぁ。弘法大師といえば、日本史上屈指の天才。もっとキリリとしたお顔のように想像しています。 年末に大掃除をしていたら、持っていることをすっかり忘れていた本が出てきま…

明けましておめでとうございます🌸一月の慈雲寺の行事予定

新年のお喜びを申し上げます。 除夜と修正会の法要を3人の方々と静かに行うことができました。法要を終えて、ゆっくりと入浴、熟睡しました。すっかりお寝坊。一年の始まりを「寝坊」というのは少々恥ずかしいかな?「のんびり」でスタートするもの悪くはな…