慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

12月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、12月15日(日)10時より行います。テーマは、「『一枚起請文』に学ぶ法然上人の教え」です。どなたでも歓迎いたします。」お気軽にご参加ください。

2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

仏教における終末思想について Part 1

仏教の歴史観 オウム真理教の事件が世間の注目を集めていた時、「ハルマゲドン」という言葉がしばしばメディアに登場しました。 「ハルマゲドン」とは、「メギドの丘」という意味です。この丘は、古来イスラエルで、しばしば戦場となった場所。新約聖書の中…

23日まで「當麻曼荼羅」の御開帳をしています。

彼岸の入りから2日目。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉なんて、大噓だぁ!!!と叫びたくなるほどの猛暑日でした。 彼岸の期間中、慈雲寺では毎年、「當麻曼荼羅」の御開帳をしています。この曼陀羅は、『観無量寿経』に説かれた極楽の様子を善導大師の解…

お彼岸の法要を9月19日10時よりおこないます

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉をよく聞きますが、今年は彼岸が近づいても真夏の暑さがゆるむ感じがしませんね。それでも、早朝は少し楽になったきがします。 さて、今年のお彼岸の入りは19日です。25日の彼岸明けまでの7日間、ご先祖を思い、日々の暮ら…

今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、9月16日(月・祝日)10時より行います。

上の図は、善導大師の説いた「二河白道」の譬喩を描いたものです。 貪りの心を現す波が逆巻く河と、怒りの炎が燃え上がる河の間に、細く白い道が伸びていて、一人の男がその道を歩もうとしています。 右側の岸辺からは、お釈迦様がその男を励まし、左側の岸…

超絶怠け者でも僧侶になれるのか? Part 2

「仏となるに、いとやすきみちあり。もろもろの悪をつくらず、生死に著するこころなく、一切衆生のために、あわれみぶかくして、かみをうやまい、しもをあわれみ、よろずをいとうことなく、ねがうことなくして、心におもうことなく、うれふることなき、これ…

9月の慈雲寺の行事予定

9月になりました。伊勢湾台風並みにパワフルという報道もあった台風10号。毎日のニュースに、私の心も迷走状態でした。どうやら名古屋周辺は大きな被害を受けることはなかったようですが、九州地方を始め各地で甚大な被害を受けた方もいらっしゃるようです…