今、外は強い風が吹いています。紅葉した葉の多くが枝を離れ、深い闇の中で舞っていることでしょう。慈雲寺のある桶狭間の周辺には、あちこちに池があります。農業用のため池として作られたものが多いのではと思いますが、江戸時代の地図にも現在の形とほとんど変わらずに描かれているのを見ると、時の流れの不思議を感じます。
池の形には変化が少なくても、それを取り巻く環境は日々変化していきます。葉が散って季節も動いていくのです。永遠に同じ状態のものなど何一つないというお釈迦様の教えが心に響いてきます。
でも、外の風の音は強く、私の心のさざなみがたって、部屋の中はなかなか片付かない!
・今日の写真はせせらぎに舞い降りた砂糖楓の葉です。