慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

お賽銭はうれしい!

 毎日、朝の勤行のために本堂の正面の扉を大きく開けます。今朝もキリリと冷たい空気が流れ込んできましたが、私はこの一瞬が大好き。それからお浄財を入れていただく賽銭箱の引き出しを開けます。ここにお賽銭が入っている日はとても嬉しいです。あ、お金が嬉しいのではなくて・・・・いや、やっぱりお賽銭はありがたくて嬉しい。でも、それ以上に嬉しいのは、お賽銭は、このお寺にお参りに来てくださった方があるという証拠だから嬉しいのです。うちの賽銭箱は、靴を抜いて結構急な階段を上ったうえに置かれていますから、ここまで登ってきてお賽銭を入れてくださるということは、それだけ思いも深い方がお参りくださったということだろうと思います。

 今日は百円玉が4枚と五十円玉が1枚、5円玉が1枚と一円が二枚でした。たぶん、五円と一円は一人の方でしょうから、合計で6人の方がお参りくださったということかなと思いました。もっとたくさんの方々が気軽に本堂まで上がってくださるといいのですが・・・・

 まずは、階段の下で靴を脱がなくても良いようにしてはどうでしょう。階段は木製ですから、土足で歩くと傷むかも?でも、いたむほど人が来てくださるなら大歓迎ではありませんか。靴を脱がなくてはならないとなると、本堂の入口まで上がっていただくのは大変ですね。上まで登ってもらえれば、本堂の中をのぞいてみたくなるでしょうし、もっと気軽に本堂に上がってみようという気になってもらえるかも。

 いつでも手ぶらで来て、写経ができる用意もしてあります。また、ぬかを布でつつんだものもおいてありますから、お念仏をしながら、少し柱や木縁を磨くのを手伝っていただけたら本当にありがたいです。

 もちろん、本堂の入口まで登ってくだされば、どーんと大きな賽銭箱も目に入るでしょうから、ちょっとお布施もしたくなりますよね・・・・?!

・今日の写真は知多四国のお遍路みちで出会った三人の仲良しおばあちゃん。どうやらお寺にお参りに行った帰りのようです。うちのお寺にも、ぜひお友達どうしでおいでください。お茶のみパーティの会場としてお寺を使ってくださるのも歓迎です。

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