慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

ようやく朝の勤行を再開しました!

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 「サボテンに襲撃された!」なんて記事をアップして以来、2週間も沈黙していたので、いろいろな方から「どうしたの?」とメールをいただきました。

 実はインフルエンザと軽い肺炎を併発、すっかりへたばっておりました。爆撃のように大量の抗生物質を飲んだおかげか、咳はまだ残っているものの熱は下がり、元気も出てきました。あれだけ高熱が出て、体が”燃えた”のですから、少しは体脂肪が減ったかとおもいきや、減ったのは水分だけだったみたいです。少々がっかり・・・・

 今朝は、久しぶりに朝の勤行をいたしました。自分の養生ばかりに気を取られて、仏様へのご供養がおろそかになって申し訳ないのですが、阿弥陀さまも弘法さまも穏やかな表情で迎えてくださいました。なんだかとても嬉しい。

 お供えするお線香を今日は特に念入りに選びました。その日焚くお線香を選ぶのはとても楽しいことです。先月から、カナダの友人が慈雲寺に来てくれています。この方は、『Xファイル』などを始め、数々の映画やテレビドラマで使われるセットをデザインするプロ。北米での仕事を一休みして、日本で気分を一新、デザインの新しいアイディアを生む刺激を受けたいようです。

 この友人、映画の仕事をしているせいか、空間デザインのプロのせいか、とても片付けが上手!本堂や庫裏の中をテキパキと整理してくださっています。慈雲寺に赴任していらい、茫然とするだけの私に阿弥陀様が派遣して下さった”お掃除菩薩”かも?

 整理が進むにつれ、思わず場所から思わぬ物がたくさん見つかっています。「思わぬ」というのは、もちろん私から見てのことで、先代さまには先代さまのシステムにしたがって物をしまっていたのかもしれませんが・・・・

 各種のお香やお線香も出てきました。これが嬉しい・・・・これから毎朝、お勤めのたびに、その日の気分にあった香りを仏さまにお供えしようとおもいます。

◎今日の写真は、南米のエクアドルの空港で見た不思議な色のランです。