慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

21日は初弘法。御砂踏みもしていただけます。

f:id:jiunji:20160120211154j:plain

 今日は少し寝坊をしてしまいました。なんだかすりガラスの外の光がいつもと違うと思ったら、境内はすっかり雪に覆われていました。うっすらと青空も出てきて、蝋梅の花に雪が積もっている写真を撮ることもできました。

 明日、21日は弘法大師の縁日です。特に、1月は初弘法と言われ、各地の弘法大師にご縁の深い寺院では特別の法要をしたり、たくさんの参詣客でにぎわうそうです。

 慈雲寺にも、弘法大師のお姿を刻んだ木造があります。慈雲寺は浄土宗の西山派(西山浄土宗)に属していますから、真言宗弘法大師をお祀りしているのは少々不思議なのです。慈雲寺のある桶狭間は、知多半島の付け根のような場所に位置しています。知多半島は知多四国八十八カ所の巡礼地として知られ、弘法大師への信仰も篤い地域です。

 慈雲寺の弘法大師さまは、ある方が個人で建てた大師堂に祀られていたものだそうです。そのお堂が無人になったとき、慈雲寺でお引き受けしたと聞いています。

 慈雲寺の大師様はつややかな肌で若々しく、キリリとしたお顔。こんな風に若いお姿のお大師さまは少ないのでは?きっと健康的な美肌にご利益があることでしょう。

 21日は10時に短いお経と巡礼についてのお話しをします。四国八十八カ所を巡礼しながら集めたお砂を用意します。御砂踏みをなさってください。心を込めて祈りながら御砂踏みをすれば、実際に四国を巡礼したのと同じ功徳があると信じられています。

 御砂踏みは一日中していただけます。ご自由い本堂に上がって御砂踏みをなさってください。

◎今日の写真は、今朝の慈雲寺の境内です。