先日、インターネットで記事を見ていたら「カラダはあなたの証拠品」という言葉が目が止まりました。キャッチフレーズとしてはなかなか秀逸です。
よく、部屋の中の状態(片付き具合や、ちらかし具合)は、そこの住人の心の状態を表しているといいます。それを一歩進めて、体の状態はその人の気持ちや状態の表れだというのです。
なんだか妙に説得力があるような感じですが、本当でしょうか?でも、片付かない部屋を見回すと、確かにまだまだ落ち着かない私の心の中そのものを映しているようです。ではお地蔵さんのような体形は私のどんな気持ちを表す証拠品なのでしょうか?
先日、ブログを見て慈雲寺を訪ねてくださった方が、「庵主さまは物欲はないのですか?」と私にたずねました。改めて考えてみたのですが、私は出家するずっと以前から「これが欲しい!」「あれを買うのを目標に働こう!」といったような気持ちにほとんどなったことがありません。確かに、パソコンやカメラなど高級な機材があれば良いなぁ・・・とは思いますが、「欲しい!」という気持ちは強くありません。なければないで、しかたないか・・・ぐらいです。
洋服やアクセサリーにもあまり興味がないし・・・ブランド物が欲しいと思ったことは一度もありません。ましては出家してからは、さらに興味が薄れました。
しかし!それにも拘わらず、家の中には物がいっぱいです。この矛盾はなぜ???物への執着は心を苦しめるだけですから、仏教徒はできるだけシンプルな暮らしが、かえって心を豊かにしてくれるはずなのですが・・・・う~~ん
◎今日の写真は、カナダのバンクーバー郊外にあるバーナビー湖です。バンクーバー周辺にも、氷河が通り過ぎた後に残された「水たまり」がたくさんあります。