慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

松の木の剪定で庭師さんと相談しました。

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 慈雲寺には大きな松の木が4本あります。松は少なくとも2年に一度は剪定をするべきなのですが、これだけ高い木だと庭師さんにお願いするのも大変です。

 う~~ん・・・困ったなぁと思い続けているうちに、松の木はどんどん葉を茂らせ、ぼうぼうになってしまっています。私はカナダの森の中で、いっさい剪定されていない松ばかり見ていたので、別に見苦しいとも思わなかったのですが、年末になってご近所で庭の手入れをなさる方が続出。やはり松は手を入れるときれいですね。

 おまけに風の強い日があったので、松の落ち葉がたいへんなことに!お隣にまで飛んで行ってご迷惑をおかけしてしまいました。もうこれ以上、ぼさぼさにしておくわけにはいきません。けっこう真剣な決意をして、以前から来ていただくようにお願いをしていた庭師さんの仕事ぶりを見せていただきに行きました。

 この庭師さんは、友達のお坊様が紹介して下さった方で、息子さんと二人でとても熱心にお仕事をしていらっしゃいました。慈雲寺境内の様子を写真にとったものをお見せすると、一瞬絶句・・・近々慈雲寺にいらしていただけることになりました。  

 お寺は祈りの場ですから、きれいに整っていることが大事です。しかし、色々な意味で余裕のないとき、皆さまからお預かりしているお浄財の使い道について、優先順位を考えることはとても難しいですね。宗教法人の運営者としての「住職」の手腕が問われるところです。植木の手入れより先にお金をかけるべきところはあるだろう・・・と思っていたのですが。放っておくのはやはりだめですね。

 まずは、私が自分でできることを小まめにやるのが第一歩。庭師さんがお仕事を始めるまで、せっせと松葉を掃くことにしましょう。

◎今日の写真は、慈雲寺の門前に”そびえる”松の木です。桶狭間で一番高い木かも?