慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

名残の紅梅が散って、春来る

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 慈雲寺の紅梅は遅咲きです。桜と同じ時期にも咲き残っています。名古屋は昨日、桜の開花宣言があったのですが、紅梅の方はいつもより早く咲き始めてしまい、今日の強風にハラハラと散り始めてしまいました。昨日はようやくメジロも来てくれたのに!名残おしいことです。

 さて、今日はお彼岸のお中日。「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」とお彼岸の法要を一緒に勤めさせていただきました。40人あまりの方がおいでくださり、和やかな雰囲気・・これも春が来たせいでしょうか。私は先日来の風邪で声が出ず、お経もお話しも聞き苦しくて申し訳ありませんでした。

 せっかく絵解き説教に初チャレンジしたのに・・・なかなか思うようにお話しがまとまりません。まだまだ修練が必要なようです。

 「暑さ寒さも彼岸まで」と良く言われますが、本当ですね。桜も開花もそうですが、慈雲寺の庭のあちこちでここ数日春らしい変化が起きています。その一つがホテイアオイ。去年、五株ほど買って、庭の水瓶に放り込んでいただけなのに、どんどん増殖!ついには別の水瓶に半分移動させなければならなかったほどです。しかし、冬の間はすっかり枯れてしまっていました。水瓶の中で腐敗しているといけないので、水を入れ替えてあげなければ・・・・と、思っていたところでした。

 今朝、その水瓶を除いてみると、なんとホテイアオイの新しい葉が広がっているではありませんか。これはすぐに水を入れ替え、健康そうな株を選んであげなければいけないでしょう。

 裏庭の空き地(昨年、ガーデニングに挫折したところです)にも、雑草が生えてきました。落ち着いてはいられません。

 春はのんびりと楽しむだけではなく、修行と自然との闘い(??いや、お坊さんが戦ってはいけませんね)ではなく、自然との共存の季節のようです。