慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

熊本地震の犠牲者を悼んで

f:id:jiunji:20160417215104j:plain

 今朝は強い雨と風の音で目が覚めました。余震の心配から避難所の中に入るのもためらわれて外で過ごしているという、熊本地震の被害者の方々を思うと胸が痛くなります。医療施設の崩壊など、ニュースを見るたびに被害が広がっていくようです。

 朝のお勤めのときに、亡くなられた方々のご冥福を祈らせていただくしか、今のところなにもできないのがもどかしいです。慈雲寺では義捐金の箱を用意することにしました

 熊本城や阿蘇神社の被害写真を見ると、重い屋根瓦を載せた慈雲寺の本堂の危うさを思わないではいられません。朝、Sさんがおいでになり、二人で屋根を見上げて溜息をついてしまいました。

 慈雲寺が建てられてから、濃尾地震三河地震の二回の大きな地震を経験しています。伊勢湾台風のときもなんとか耐えられたのですが・・・・

 今回の地震で、改めて私たちがたくさんの活断層をかかえ、活発な火山活動が行われている島に住んでいるのだということを感じました。この状況下で、原発の再開をするのは、やはり大きな間違いだと思えてなりません。もともと、原発が「安全」に建てられる場所など、日本のどこにあるというのでしょう?

◎今日の写真は、カナダのオンタリオ州で見た古い岩盤です。氷河が膨大な力で固い岩盤を削り取って行った跡がくっきりと残されています。

 。