慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

蓮の花を生ける

 

 pf:id:jiunji:20160812154529j:plain   お盆の支度で慈雲寺の開山上人や歴代上人のお墓や境内の供養塔、お地蔵さまなどのお花を替えました。お花を供えるのは、いつでもとても嬉しいことです。真夏にはこまめに水を替えても、花はすぐに元気がなくなってしまいます。新しいお花をどんどん変えたいところですが・・・・なかなか思うようにはいきません。慈雲寺のお隣の花屋さんが、慈雲寺の状況を知って、だいぶおまけして下さるのですけれどね・・・・

 でも、今日は思い切ってきれいな蓮の花のつぼみを二本買いました。山門の前に生けたのですが、うまく開いてくれたら嬉しいのでけれど・・・・

 私たちはお浄土に生まれるとき、蓮のうてなに生まれると言われています。当麻曼荼羅という極楽の様子を詳細に描いた曼荼羅には、蓮の花から生まれたばかりの赤子が嬉しそうに踊っているのが描かれています。でも、すべての蓮が開いているわけではありません。生きている間に十分な功徳を積まないと、せっかく極楽へ生まれても、なかなか蓮の花が開かないとか・・・・う~ん・・・そうかなぁ?私もそうとう長く蓮のつぼみの中にいなければならないかも?

 少しずつでも仏さまの教えに導かれた生き方をしていきましょう。

◎今日の写真は、京都府長岡京市の柳谷観音の書院から見たお庭です。