慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

初梅、初目白で幸せなお正月

お釈迦様のお言葉

「われらは何物も所有せず、安楽に生きていこう。

われらは光輝く神々のように 歓喜を食む者となろう」(法句経より)

 

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 玄関の扉を開けたら、入り口に置いた鉢の梅が咲いていました。植木の方の梅はまだ固いつぼみのままですが、もう目白がやってきて鳴いています。

 今日のお釈迦さまのお言葉は、禅宗のお坊様が良くおっしゃる「本来無一物」につながるものでしょう。貪りのない心には、本物の「おいしい」喜びが味わえるのですね。今日はすっかり梅と目白の喜びをいただきました。

 慈雲寺に赴任して3度目のお正月です。ここに住むようになって、本当にたくさんの嬉しいことがありますが、その一つは近くに温泉のあることです。いわいるスーパー銭湯ですが、地下からくみ上げた温泉。

 今夜は三日月が本当に美しかったので、露天風呂に入りながら月が眺めたくなって、この温泉に出かけました。一人用の壺湯に入って、すっかり「極楽、極楽」という気分でした。

 しかし、この「極楽」へ行くには、かなりの危険があります。慈雲寺からの道は、狭い旧道。それなのに交通量はかなりのもの。さらに!街灯が少ない。自転車で走っていたら、車にひっかけられる危険性はかなりのもの・・・

 せっかく温泉に入ってリラックスしても、帰り道のストレスで台無しになってしまうのです。自転車で夜のお出かけはやめた方がよさそうですね。

 

 う~ん・・・本当の極楽へ行く道はこんなに苦労しなくても良いのはありがたいことです。

◎今日の写真はウズベキスタン国立博物館で見た石像です。とんがり帽子がなんだか良く似合いますね。どことなく西洋風な顔立ち・・・どこの民族の人かしらん?