慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

お説教の準備 PART1

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 今、お説教の準備の日々です。お説教に呼んでいただいたときは、その時間に合わせ、また法要の種類、聴いてくださる方々の様子など、さまざまな状況を受け止めながら原稿を書きます。

 時間は短いときは20分ぐらいから、長いときは1時間を一席として、一日四席ということもあるのです。私は「浅学菲才」という言葉がけして謙遜ではない、情けない説教師なので、準備を念入りにしないと大変です。

 原稿をきちんと書き、何度も声に出して読み、その上で要点だけを書きだして、実際にそれを見ながら話しをします。練習は布団に入ってからです。布団の中でブツブツ言っているのですから、誰かに見られたらちょっと不気味かな?

 本当は、率直に感想を言ってくれる近しい人に聞いてもらうのがベストでしょう。こういう人がそばにいる人は幸せですね。

 実際にお説教をするときは、何も持っていかないのが理想だと言われています。原稿を読み上げるようなのが最低で、何も見ずにお話しをするのが原則です。

 私は、説教の中に法然源空上人(法然上人)などのお言葉やお経の中の言葉を引用するときは、暗記ではなくきちんと書き写したものを読み上げたいと思います。う~ん・・・やっぱり暗記するほど練習すべきなのかしら?

 また、年号、人名なども練習しますが、やはりメモは欲しい・・・と悩ましい日々です。

◎今日の写真は私の母校の庭に咲いていたバラです。