慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

お彼岸中、「當麻曼荼羅」の御開帳を続けます。ルーペも使ってください!

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 彼岸明けの23日まで、本堂内で「當麻曼荼羅」の御開帳をしています。

この曼荼羅は、『観無量寿経』というお経に描かれた極楽の様子が細かい筆致で描かれています。「彼岸」とは現世(此岸)の対岸にある極楽のことですから、お彼岸の間に極楽の様子に親しんでいただきたいと思い、毎年、春彼岸と秋彼岸の間に御開帳いたします。

 大きなルーペを用意してありますので、近くで細部までぜひご覧ください。極楽の蓮の花台に生まれて喜んでいる赤ちゃんの姿や、阿弥陀仏のお説法を嬉しそうに聴く菩薩たち、極楽の美しい宮殿の様子などをぜひ!

 この曼荼羅に関する簡単な解説の紙もご用意してありますので、参考になさって下さい。

 なお、慈雲寺の本堂には、いつでも写経をしていただけるように用意しています。どうぞ、ゆったりとした気持ちでご自由に写経をなさって下さい。

 一巻、写経が終わったら、弘法大師様の前に写経をお供えしてください。また、一度に心経を写し終えることができなかったら、名前を書いて、写経用具のそばにある箱に入れておいてください。次回にお参りにいらしたとき、続きを写経することもできます。