今日は(あ、もう夜中を過ぎたので昨日ですね)、5月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」を行いました。40名近くの方がおいで下さり、仏舎利の歴史や信仰についてお話しさせていただきました。名古屋へ赴任して3年以上になりましたが、仏舎利を祀っている日泰寺にまだお参りしていないのが、とても残念な気持ちになりました。暑くならないうちにぜひ参拝させていただきたいと思っています。
さて、来月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、「悔いを残さないお別れ」と言うテーマでお話しさせていただこうと思っています。私事ですが、今月中旬、私は父がお浄土へ旅立つのを見送りました。臨終から今まで、日々、さまざまな思いが胸に積み重なっていきます。娘として、また僧侶として、この経験をどう受け止めるのか、まだ難しい状況です。
仏教は「体験」の宗教です。生老病死という人間の命の現実とどう向き合うかが基本です。大切な人を見送るときの「心得」を仏教はどう教えているのか、御一緒に学んでいきましょう。
◎今日の写真は、カナダとアラスカの国境近くの山並みの夏景色です。