慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

今年のお盆も門前に蓮の蕾を

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 今日から慈雲寺ではお盆のお参りが始まりました。慈雲寺は、もともとは檀家の無いお寺です。お墓を置いてくださっている方々の多くも、別のお寺のお檀家さんです。しかし、少しずつお盆のお参りに招いてくださる方が増えてきました。

 今日もお墓でお経をあげていたら、それが聞こえたのでしょう、別のご家族からも「うちのお墓でもお経をお願いします。」と声をかけていただきました。こんな風にご縁が広がるのは、とてもありがたいですし、嬉しいことです。

 さて、昨日は恥ずかしながら、お花を頻繁に替えることができないという愚痴をこのブログに書いてしまいました。そのせいでしょうか(?)、今日はあちこちからお花が届けられました。なんとも嬉しいことです。ニコニコしながら、さっそくお墓やお地蔵様の前に活けていきます。あんまり嬉しくて、虫よけスプレーを塗らずに外へでたので、たちまち5ヶ所も蚊に刺されてしまいました。トホホ・・・

 蚊の悲劇はさておき、慈雲寺では、門扉の脇に花を飾っているのですが、今日は花屋さんから蓮の蕾を買ってきました。この時期、蓮の花はとても高価なので、贖うのはとても無理だと思っていたのですが、ご近所のお花屋さんが仕入れ値で売って下さったのです。慈雲寺の門は、もともと寺院の様式ではなく、江戸時代の典型的な武家門です。お寺の門としては少々異例なのですが、蓮の花を飾るだけで、雰囲気がスッと変わったような気がします。

◎今日の写真はお釈迦様がお悟りをひらかれたブッダガヤの大菩提寺の夜景です。