慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

10月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、10月29日に行います。テーマは「末法の時代に生きる」です。

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 10月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は29日の日曜日、10時より行います。

 今月のテーマは「末法の時代に生きる」です。

 阿弥陀仏への信仰の第一歩は「私たちは末法の時代に生きる凡夫だ」という自覚です。末法というのは、歴史(時間)の流れに関する仏教的な見方です。お釈迦様が入滅されてから時間がたつにつれて、教えも正しく伝わりにくくなり、教えを伝える僧侶の能力、教えを受ける人々の能力、そして社会の環境や自然環境も悪化していくという考え方です。つまり、仏の救済にあずかることが極めて困難になってくるのが末法の時代なのです。

 日本では、平安時代の末期に「末法の時代」に入ったと考えられています。当時の人々は、律令制度の崩壊や飢饉などをはじめとする危機的状況を正に末法の時代の到来と怯えたのです。

 そこで人々が救いを求めたのが、何の条件もつけずに、全ての人々を救うと誓われて仏となられた阿弥陀仏への信仰です。

 末法の時代は一万年続くと考えられていますから、現代に生きる私たちもまた、末法の時代に生きているのです。現代の社会情勢や人々の心の不安を考えると、まさに末法と思わないではいられないでしょう。

 末法の時代と、その中での救いについて御一緒に考えてみましょう。

 どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

◎慈雲寺への交通アクセス

 申し訳ありませんが、慈雲寺には十分な駐車場がありません。なるべく公共交通を使っておいでくださいませ。
 名鉄有松駅前から、「有松12番 有松町口無池行き 地蔵池経由」に乗ってください。日曜の9時台は二番乗り場から9時07分と36分に発車します。これらのバスに乗り、郷前(ごうまえ)の停留所でお降りください。そのまま道なりに進むと郷前の交差点に出ます。角に鍼灸院があり、その右手の細い坂道を上がると慈雲寺の屋根が見えてきます。
   また、時間はかかりますが、地下鉄の鳴子北駅から出ている「鳴子13番」のバスも郷前に停まります。日曜は8時45分にバスが出ます。
●栄のバスターミナルからは森の里団地行きのバスが一時間に一本出ています。この場合は、郷前の停留所から道を戻って郷前の交差点に行ってください。日曜は8時50分発があります。所要時間は約40分
●JRの大高駅から緑循環バスの名鉄有松行で郷前に行くことができます。日曜は8時44分と9時44分に出発します。9時台のバスですと10時の開始時間には少し遅れますが、あわてずにおいでください。
●また、同じ緑循環バスの名鉄有松行は南大高駅東にも停車します。9時9分発です。
●JRの共和駅からタクシーで5分。市バスはありません。「郷前の交差点近くの慈雲寺」とおっしゃってください。慈雲寺を知らないタクシーの運転手もいますので、その場合は郷前の交差点の鍼灸院で降りてください。鍼灸院からお寺の屋根が見えます。

◎今日の写真は、カナダのブリティッシュコロンビア州で見たリンゴです。甘酸っぱい昔ながらの味でした。