二か月に一度、私の属する浄土宗西山派(西山浄土宗)の教えを研究する「西山教学」の若手のエース、Sさんの講義が本山で行われます。
Sさんは、研究熱心なことはもちろん、じっくり考える思索家であり、俗世の栄華や評価は少しも気にならないタイプ。しかも、この方は、証空上人の教えを心から愛して喜んでいる。
教えを与えられたことを喜ぶ気持ちが大切です。念仏申すことを喜べるかどうかが、法然上人から証空上人に受け継がれた教えの根幹なのです。
阿弥陀様に願われている・・・ということに気が付いたら、喜びのあまり口からこぼれ落ちてくるのがお念仏なのです。
このことは、西山浄土宗の信仰の出発点なのですが、なかなかわかりにくいところです。
今夜はゆっくり、今日の授業のノートの見直しながら、至福の時を過ごしています。
布教師は、教学研究の成果を踏まえ、それを一般の方々にわかりやすく解説するのが大事な役割。
私ももっと頑張らなくては!
◎今日の写真は、龍谷ミュージアムのエントランスです。この博物館は小さいけれど、おもしろい展示をするおすすめの場所です。