慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

9月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、絵解き説教に挑戦します!

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 上の絵は、此岸(現世)と彼岸(極楽)の間に横たわる、二つの河と、その真ん中に伸びている白い道を歩んで行く念仏行者を描いた「二河白道図」です。

 二河白道の譬えは、中国で浄土教の教えを大成した善導大師が、阿弥陀仏への帰依、念仏行者の生き方について教えたものです。

 「二河白道図」を使った、絵解き説教は、浄土系の僧侶の伝統的な布教方法の一つです。今では、絵解き説教をする僧侶は少ないですが、最近は若手の僧侶の間で勉強会などが行われており、復活の兆しが見えてきたと言えそうです。

 私も、積極的に絵解き説教の会に参加し、勉強させていただいています。まだまだ勉強途中なのですが、実践をしなければ、先に進めないと思うので、思い切って「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」の場で、チャレンジしてみることにしました。

 9月23日の日曜日、10時より行います。どなたでもお気軽にご参加ください。

◎今日の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」に大阪からご参加下さったN.N.さまへ

 お手紙拝受いたしました。ご連絡先が書いてありませんでしたので、ブログを読んで下さっているとのことでしたので、こちらでお返事をさしあげたいと思います。失礼をお許しください。

 遠くから先月、今月と続けてご参加くださって、本当にありがとうございます。ぜひ一度、ゆっくりお目にかかる機会があればと願っております。尼僧寺院は、今や風前の灯。尼僧自身が、尼僧寺院がなくなっても仕方がない・・・と思っているかのようです。しかし、女性が仏道を求めるとき、尼僧寺院の存在はやはり不可欠だと思っています。女性だけでなく、誰でもが気軽に立ち寄れるお寺・・という意味でも尼僧寺院の役割は大きいと思うのですが。

 他宗の尼僧さまたちとお目にかかる機会はあまり多くありません。お勧めのお寺をお訪ねできる機会があれば、本当に嬉しいですね。

 お便り、嬉しく拝読しました。ありがとうございます。またお目にかかれるのを楽しみにいたしております。          合掌 十念