上の写真は、インターネットの無料画像からお借りした、「二河白道図」です。「二河白道図」は、中国で浄土教を大成した善導大師が、苦しみ多い現世(此岸)から極楽(彼岸)へ渡る念仏行者の生き方と救われを、河の中に伸びている細い白い道に譬えた教えを絵にしたものです。
炎の燃え盛る河と、激しく波が渦巻く河の二河。右側の岸(現世)には、恐ろしい猛獣や武器を振りかざした悪党たちが描かれています。左上の方の岸辺(彼岸)には、美しい極楽の宮殿が見え、阿弥陀様がやさしく手を伸ばしています。
河の中に白い細い道が描かれ、お釈迦さまに励まされながら、その細い道を歩む念仏行者が見えます。
「二河白道図」の基本的な構造は上に述べた通りですが、それぞれの画家やそれを指導した僧侶たちの思いや信仰を反映して、一つ一つ微妙に描かれているものが違います。どこかのお寺の御開帳や博物館の展示などで「二河白道図」に出会ったら、ぜひ、こまごました違いを探してみてください。
さて、9月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、9月23日(日)10時より行います。ちょうどお彼岸の最中ですので、この「二河白道図」の絵解き説教にチャレンジしてみようと思います。
絵解き説教は、説教師を目指すものたちにとって、とても大切な修行の一つです。私はまだまだ未熟ですが、挑戦してみたいと思います。
どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。
◎慈雲寺への交通アクセス
申し訳ありませんが、慈雲寺には十分な駐車場がありません。なるべく公共交通を使っておいでくださいませ。近くの有松ジャンボリーSCに大きな駐車場があり、無料で駐車できます。そこからお寺まで、北へ徒歩5分。
★鉄道、バスのアクセス
名鉄有松駅前から、「有松12番 有松町口無池行き 地蔵池経由」に乗ってください。日曜の9時台は二番乗り場から9時07分と36分に発車します。これらのバスに乗り、郷前(ごうまえ)の停留所でお降りください。そのまま道なりに進むと郷前の交差点に出ます。角に鍼灸院があり、その右手の細い坂道を上がると慈雲寺の屋根が見えてきます。
また、時間はかかりますが、地下鉄の鳴子北駅から出ている「鳴子13番」のバスも郷前に停まります。日曜は8時45分にバスが出ます。
●地下鉄徳重駅からも郷前に停まるバスがあります。
●栄のバスターミナルからは森の里団地行きのバスが一時間に一本出ています。この場合は、郷前の停留所から道を戻って郷前の交差点に行ってください。日曜は8時50分発があります。所要時間は約40分
●JRの大高駅から緑循環バスの名鉄有松行で郷前に行くことができます。日曜は8時44分と9時44分に出発します。9時台のバスですと10時の開始時間には少し遅れますが、あわてずにおいでください。
●また、同じ緑循環バスの名鉄有松行は南大高駅東にも停車します。9時9分発です。
●JRの共和駅からタクシーで5分。市バスはありません