慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

おすすめの仏教書Part 3 釈徹宗『キッパリ生きる!仏教生活』

f:id:jiunji:20180919070014j:plain

 仏教のことを知りたい!という気持ちは、とても大切なものです。この気持ちが次々とご縁を結んでくれるでしょう。

 仏教の理論や哲学を学ぶのももちろん大事ですが、仏教は経験の宗教、実践の宗教です。仏教徒として生きる、お釈迦さまの教えに沿ったもののとらえ方、考えかたを実践していくことが大事です。

 しかし、それは苦行をしろということのは違います。日常生活の中に、「仏教徒として生きる」という喜びを見つけていくということです。

 釈徹宗師の『キッパリ生きる!仏教生活』は、仏教徒として生きるということは、どういうことなのか、仏のお示しになった道を歩むとはどういうことなのかが、細かく(しかし難しくではなく)、生活のあらゆる場面で応用できるように教えてくださっています。

 釈上人は浄土真宗の僧侶ですが、仏教全体に共通するものの見方、考え方を紹介してくださっています。技術評論社という見慣れない出版社から出ていますが、まだアマゾンでも購入できるようですから、ぜひ探してみてください。

 きっと「仏教徒として生きる」ことが楽しくなりますよ。

◎今日の写真は大阪の博物館で見た、ヨーロッパの磁器です。