慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

11月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のテーマは「聖徳太子って誰ですか?」です。

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 今日(10月21日)は「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」の日でした。気持ちの良い秋晴れで、絶好の「お寺参り日和」でした。テーマは「地獄」でしたので、源信の『往生要集』に説かれた地獄の様子や、世界のさまざまな宗教の「地獄」のイメージのお話などをしました。30名を超える方々が来て下さり、熱心に耳を傾けて下さいました。

 地獄は地面の遥か下(29万キロ?)にある世界だそうですが、本当の地獄は今、私たちが生きているこの世界にもあるのです。同じように、極楽も遥かかなたにあるわけではなく、阿弥陀様のお慈悲に気が付いた、その瞬間に極楽に生きることができるのです。

 さて、来月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、11月25日(日)10時より行います。テーマは「聖徳太子って誰ですか?」です。

 聖徳太子は、仏教が日本に定着するために大きな貢献をした方です。また、太子その人を対象とした「太子信仰」も長い歴史を持って、今も熱心な信者がいるほどです。一方では、「聖徳太子は存在しなかった」という学説もあります。

 聖徳太子とは、どういう方だったのか、また、太子信仰とは何なのか、ご一緒に学んでみましょう。

◎今日の写真も、京都の仁和寺で見た障壁画です。雅楽の舞人が桜の下で踊っているようですね。