今日(10月21日)は「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」の日でした。気持ちの良い秋晴れで、絶好の「お寺参り日和」でした。テーマは「地獄」でしたので、源信の『往生要集』に説かれた地獄の様子や、世界のさまざまな宗教の「地獄」のイメージのお話などをしました。30名を超える方々が来て下さり、熱心に耳を傾けて下さいました。
地獄は地面の遥か下(29万キロ?)にある世界だそうですが、本当の地獄は今、私たちが生きているこの世界にもあるのです。同じように、極楽も遥かかなたにあるわけではなく、阿弥陀様のお慈悲に気が付いた、その瞬間に極楽に生きることができるのです。
さて、来月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、11月25日(日)10時より行います。テーマは「聖徳太子って誰ですか?」です。
聖徳太子は、仏教が日本に定着するために大きな貢献をした方です。また、太子その人を対象とした「太子信仰」も長い歴史を持って、今も熱心な信者がいるほどです。一方では、「聖徳太子は存在しなかった」という学説もあります。
聖徳太子とは、どういう方だったのか、また、太子信仰とは何なのか、ご一緒に学んでみましょう。