今日は11月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」の日でした。晴れてきれいな空でしたが、かなり寒い。慈雲寺の本堂にはろくな暖房設備がないのですが、それにもめげず30名ほどの方がいらして下さいました。
さて、来月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、戒名について考えてみたいと思います。宗派によって法号とか法名とか名称はさまざまですが、一般的には葬儀のときに、僧侶から亡くなった方へ授けられるものです。
しかし、本来は仏教徒になったときに授けていただく名前ですから、授戒会などに参加して、生きている間に受けたいものです。
葬儀のときに、法外な「戒名料」を要求されたということも時々あります。「戒名料」の金額によって、戒名の「格」が変わるという話も良く聞きます。本当のことでしょうか?反対に「うちの納骨堂に納骨して下されば、無料で院号をつけてさしあげます。」と宣伝しているお寺もあります。いずれも、戒名の本来のあるべき姿ではありません。
戒名に関連して、僧侶と檀信徒との間がぎくしゃくするという場合もあるかもしれません。最近では「戒名はいらない」とか、「戒名は自分でつけてよい」とか発言する宗教学者もいます。
戒名の本来の意味、理想的な戒名の授かり方について、ご一緒に学んでみましょう。
12月23日(日曜)の10時より行います。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加下さい。
◎今日の写真は淡路島のニジゲンノモリの広場です。