慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

冬の雷鳴は哀しい

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 先ほど、台所で夕食を作っていたら雷が鳴りだしました。私は普段は雷を怖いとは思わないし、砂漠や大平原で見る稲妻をとても美しいと思います。

 でも、今日の雷鳴はダメでした・・・こんな風に冬の雷鳴を聞いたときの哀しい体験がいっぺんに胸に押し寄せてきました。

 ああ・・・もう数十年も昔のことなのに、忘れてはいないんだなぁ。あの時も、こんな風に食事を作りながら、窓から稲妻をみていたなぁ・・・

 大きなため息をいくつもついて、食欲もなくなって・・・

 でも、雷が遠ざかったら、哀しい気持ちとは別に、この数十年、自分がどれほど多くの人たちに支えられ、助けられてきたのかも思い出しました。今、ここに生きていられることだけでも、十分以上に幸せです。阿弥陀様と一緒に暮らせるのですからなおさらです。

 でもね。やっぱり冬の雷鳴は嫌いです。

 あ、今日はおいしそうな生カステラをいただいたんだったけ。甘いものでも食べて、ちょっと元気を出しましょう。

◎今日の写真は、ネットの無料画像からお借りしました。どこの町でしょうね?