慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

編集者に褒められるとやっぱり嬉しいなぁ・・・

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 今日はちょっと心が重くなるような役目があって、心も体もくたびれて帰山。パソコンを開いたら、毎月連載記事を書かせていただいている雑誌の担当編集者からメールがきていました。先日提出した原稿に手を入れて下さったお返事です。

 「今月は良くまとまっていて良い記事だと思います。」と書いてありました。「今月は」っていうのが、ちょっとトホホ・・・ですが、やっぱり嬉しい。

 私は旅行ライターで日々の糧を得ています。慈雲寺の弟子にしていただくときの条件が、「自分の食い扶持は自分で稼ぐ。」だったからです。先代の住職も和裁を教えて暮らしていました。多くの尼僧寺院は、檀家もほとんどない小さなお寺が多いので、お茶やお花を教えて日々の糧を得るのは当たり前のことなのです。

 旅行ライターを仕事にするようになって30年。旅行ガイド本を書いている時も、雑誌に記事を書かせてもらっている時も、いつも優れた編集者の方とご一緒に仕事をすることができました。

 良い編集者に恵まれるかどうかが、ライターの運命を決める大きな要素です。生まれながらに飛びぬけた文才に恵まれている人なら別でしょうが、良き編集者の目で文章を読んでもらい、編集してもらうこと無しにライターは成長できないからです。

 「この人の意見なら信頼できる。」と思える編集者に次々出会えたことが、私にとって本当にラッキーでした・・・・凡庸な才能しかない私が30年にもわたって大して苦労もせずに楽しく仕事を続けていられるのですから。

 今回、編集者の方に褒めていただいた記事は、1月の終わりに『旅行読売』という雑誌に掲載されます。本屋さんでちょっと立ち読みして下さい・・・あ、買って下さい。

ちなみに私の旅行ライターとしての名前は「宮田麻未」です。

◎今日の写真は洛北の大原で見た苔玉です。私も作ってみたくなりました。