慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

本当はイスラム教より多い、仏教の礼拝

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 お寺では、夜明け前から朝の勤行を始め、日が昇るころ終了というのが日課です・・・と言いたいところですが、先代様のころに早朝の読経はご近所からクレームが出たらしく、私は原則7時半からお勤めを始めます。

 イスラム教国に行くと早朝やお昼ごろ、モスクから礼拝の時間を告げる声が聞こえてきます。イスラム教徒は一日に五回の礼拝をすることが忘れてはならない信仰行動です。

 仏教の寺院ではどうでしょう?他の宗派のことはよく知りませんが、浄土系の宗派では、ほんとうは一日六回礼拝をすることになっています。4時間ごとの1時間近くかけて礼拝したら・・・う~~ん、いつ寝るんだ?

 でも、私の兄弟子の一人は、「僕の夢は、六時礼讃を守って暮らすことだな・・・」と真面目な顔で言っていました。この兄弟子は、アメリカ人、裏千家の師範でもあります・・・・

 私は、朝一回のお勤めでも、時々怠けてしまうほどで、我ながら情けない。しかし、ここ数日、朝のお勤めの代わりに、「日没礼讃」と言って、夕方に行う勤行を行っています。これがなかなか良い。

 朝のお勤めとは違うお経を読みますから、それも新鮮でいいですね。

 これから、ときどき「日中礼讃」など、いろいろな時間のお勤めをやってみようと思っています。

◎今日の写真は、インターネットの無料画像からお借りしたアブダビのモスクの写真です。とても美しいですね。