慈雲寺の近くには、地中深く井戸を掘って無理やり引きずり出したと思われる「天然温泉」が自慢(?)のスーパー銭湯があります。
私は通訳やライターの仕事などで少しお小遣いが貯まると、この温泉に出かけ、垢すりをしてもらいます。年に数回ですが、私のひそかな楽しみの一つ。
先日、急に「冬にたまった老廃物を取り除いて春を迎えたい!」という気分になったので、張り切ってこの温泉に出かけました。
四か月ぶりぐらいだったのですが、なんと恥ずかしいくらいの大量の垢が・・・う~ん・・・すると、施術をしていた方が、ひどく冷静な声で「あなたは、垢がたまりやすい肌をしてらっしゃいますね。」と、言うではありませんか!
ひぇー???そんな肌あるのか?遠回しに、「お風呂でちゃんと洗ってますか?」と嫌味を言われたのか???それとも、「もっと頻繁に垢すりにいらっしゃい。」という単なるセールストークか?それとも、新陳代謝がまだまだ活発で「若い!」とお世辞をいわれたのか?
私の心は「?」でいっぱいになってしまいました。垢をためやすい肌なんでトホホ過ぎる。
垢をためやすいのが肌だけなら良いけど、心にも垢がたまりやすいとしたらどうしましょう?
阿弥陀様は、すべての衆生を「この身このまま」で迎え取って下さっているのですから、肌の汚れも、心の汚れも気にはなさらないだろうけれど、やっぱりこまめに磨く努力だけはしたいものですね。