上の写真は、先日香港で行われた区議会選挙の開票の様子です。民主派が圧勝したというニュースを知り、選挙で民意を示すという社会の基本が失われていなかったことを心から嬉しく思いました。
先日、香港に住む友人が仕事で日本へ来ていたので、「天安門の時よりかなりひどい」という話を聞いたばかりでした。
もちろん、この選挙結果で状況がすぐに良くなるとは思えませんが、私はやはり「選挙」というものの力を信じたい気持ちが強いのです。
日本の現状を見ると、自民党の一強がどれほど弊害を広げているか日々感じられます。しかし、これも選挙の結果です。最終的には責任は私たちにあるのです。
まずは選挙に行くことからやり直すべきでしょう。選挙区の割り当てや開票の仕方などに不信感はありますが、投票率が上がれば、状況は変るはずです。
(東京新聞)
上の写真は雨の中で長崎の原爆記念碑で祈りをささげるフランシスコ・ローマ教皇のお姿です。
歴史的に見れば、カトリックという宗教組織はけして常に「平和的」であったわけではありません。十字軍の時代から、戦争をむしろ鼓舞したことも少なくありません。しかし、現教皇の祈りの姿とそのメッセージは素直に受け止めることができました。
平和のために宗教者にできることがある・・・と励まされた思いがします。
明日は私の住んでいる町の警察署で、警察官の方々に人権をテーマにお話しをさせていただきます。今から少々緊張気味・・・寝不足にならないように、今夜はさっさと眠ることにしましょう。